副業から本業へ。占い師、恩返しでお嬢様の運命の糸を辿ろうとしたら、糸がなかった
「この赤い糸、別な人に繋がっているよ」
無邪気だった俺は幼い頃に見えた不思議なものを何も考えずに口にしてしまった。
両親の小指から伸びている赤い糸、それがまさかそれぞれの浮気相手に繋がっていたなんて。
そのせいでお互いに慰謝料を巡る、どろどろ離婚劇が繰り広げられた。こんな事になったのは俺のせいだと、その辺に捨てられる。
余計な事を言った後悔と、今後は二度と不思議な糸については他言しないようにと心に誓う。
そんな誓いも生きていれば、なのだが……行き倒れていた俺は幸運にも一人の少女に拾われた。
トレイシー=ティナビア伯爵令嬢。それが恩人の名前だ。
そんな恩人が今とても困っている。何とか力になりたいのだが……お嬢様の運命の赤い糸は誰とも繋がっていなかった。
両片想い、ハッピーエンドな話が大好きです。
ご都合主義的な話が多いので、気になる方はバック推奨です。
縁にまつわる話が書きたくなりました。
カクヨムさんでも投稿中。
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