婚約破棄されたので全力で『やったー!』と叫んだら、餌付けされています。 

アシュフォード公爵令嬢メリーナは、十年間、無能な王太子ジュリアンの婚約者として、彼の公務を全て代行する「超ブラックな社畜生活」を送っていた。
だがある夜、ジュリアンは男爵令嬢リラを連れ、衆人環視の中でメリーナに冤罪を被せて婚約破棄を宣言する。悲劇のヒロインを演じるかと思いきや、メリーナは歓喜のガッツポーズと共に「やったー!」と絶叫。激務からの解放を喜び、速攻で「未払い残業代を含む多額の慰謝料請求書」を叩きつけて逃亡を図る。
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