零時の神様 ~氷の令嬢は底辺作家の信者~
学校一の氷の令嬢が、俺の六畳一間で三つ指をついて頭を下げている。「おかえりなさいませ、私の神様」――。
PV一桁の底辺WEB作家・秋月蓮(高2)。ペンネームは「冬野結」。「泥を這ってでも生きる人間への全肯定」を書き続けるが、数字は一桁のまま。十年来の幼馴染・優奈には「イタい」と嘲られ、イケメン転校生に乗り換えられて捨てられた。
そんな蓮の正体を、学校一の"氷の令嬢"如月暦――メガ財閥・如月グループの令嬢が、突き止める。誰も近づけない完璧無比な彼女の本性は、蓮の小説を"命綱"として崇める限界最古参の重度ヤンデレオタクだった。「おかえりなさいませ、私の神様」。
六畳一間からタワーマンションへ。氷の令嬢の全肯定に飼育され、財閥の総力で強制的に世へ押し上げられていく蓮。だが暦が氷点下になるのは、いつも彼の作品を侮辱した者にだけ――。彼女はなぜ、彼の小説にそこまで縋るのか。答えは、PV一桁時代の毎日零時二分に、必ず付いていた"たった1つの既読"にあった。
毎晩零時更新。氷の令嬢の重い信仰と、正体バレ。尊さと、少しの怖さで読ませる現代学園ラブコメ、連載中。
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