【364日の地球】〜地球を救おうとした母の物語〜
ひとりになった夜、私は宇宙に救いを求めた。
暦を書き換え、時間を組み直し、重力の正体を考え続ける。
やがて私は確信する。
地球はブラックホールに引き込まれるーー。
世界を救うためには、天文学者に知らせなければならない。
そのために必要なのは、息子だった。
私は息子を誘拐する。
山中湖、温泉、ハンバーガーショップ。
三日間だけの、母と子の時間。
「仁くんね、実の所ママと暮らしたいの」
その言葉は、どんな宇宙理論よりも強い重力だった。
だが楽園は崩れる。
警察が踏み込み、私は再び息子と引き離される。
壁とベッドの隙間に押さえ込まれながら、ようやく理解する。
私を地上に引き止めていたのは宇宙ではなく、息子の体温だったのだと。
これは、宇宙に傾いた心と、それでも消えなかった母の重力の物語。
※本作は8年前、文芸社より『地球が悲鳴を上げている!!』として出版した作品を改稿・再構築したものです。
13話拝読しました。
『息子との別れ』に追い詰められ主人公の心が徐々にこわれていった…
364日説の1日のズレは息子に逢えないと言う想いにヒビが入り、欠落してしまった希望の1日だったのではないか。
なんとも悲しい出来事に心が張り裂けそうです。
12話拝読しました。
湖畔の花火大会やサーキットにより、2人の行手をことごとく阻まれているかのよう。
主人公の息子はこの状況を多少分かっていたのではないか。電話をしているママの様子を気づかないフリをし、ママとのひとときを永遠にしたかったのではないか。『留まる母』を止まらないでと心の奥底で懇願していたのではないか。
胸が張り裂けそうになりながら読み進めています。
11話拝読しました。
主人公の無計画な息子との旅に綻びが見えてきて、勢いよく開かれていた扉は音を立てずに静かに閉じていくかのよう。もうすでに行き詰まっている様は心が締めつけられます。
どうか母子の手が離れぬように、、と願い見守るしかない読者です。
10話拝読しました。
湖が見える夏の朝、2人で飛び込んだラーメン屋。主人公の無計画とも思われる行動に影を落とす。読み手も不安になってきました。不安と、愛おしいまでの二人に涙が溢れます。この先の展開が更に楽しみです。
9話拝読しました。
泣きました。切なくて。
『母』を取り戻した瞬間から強さを増し、突き進んでいく勇ましさ。
『母』とはこう言う者なのかと改めて感じました。
主人公の364日説の足らない1日は、息子との失われた時間を365日目と言う意味なのか⁈予測しながら読み進めることの楽しさを味わっています。
8話拝読しました。
主人公の言葉にできない思い、それは我が子への愛の深さ、優しさ、侘しさ、寂しさ、嬉しさ、不安さの入り混じる言葉の表現に、読み手の心境も揉みくちゃにされています。読み進める手に汗が滲みますよ。
7話拝読しました。
踏み出しましたねっ!!これは主人公にとって苦渋の決断の大きな一歩だったはず。勇気を絞り出した行動のその先になにがあるのか。彼女はどこへ向かうのか。読み手も不安を握りしめてながら読み進めたいと思います。
6話拝読しました。
とうとう思いの丈、強い意志が形となり、行動する事になった主人公。
364日の残りの1日のズレは『息子と会えなくなった空白の時間』なのか『母親ではなくなったと言うレッテルの向こう側』なのかと私は感じました。正解は分かりませんが笑
この先の展開もワクワク、楽しみにしております!!!!