不良探偵ダン・エルトン

「俺は絶対、真実に辿り着いてみせる」



19世紀。北海のど真ん中にある島国。
そこのスラム街で彼は生まれた。

ダン・エルトン。19歳。
若き探偵として数々の何事件を解決していく。

レストランオーナー殺人事件。
恋人の幽霊騒ぎ。
無人の放火事件。
そして……。

だが彼が事件を推理するのは正義のためではない。
あくまで金のため。
他人は石ころ以下の価値しか無い。

スラムで生きてきた彼は、頭は冴えていても、心は空っぽだった。

そんなダン・エルトンの推理の先に、真実という名の光は見い出せるのだろうか……。

●ヨーロッパの架空の国が舞台です。
●荒んだ性格の主人公で、少し毒舌です。

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