君だけが知っている
雨の夜、立川歩美は十年ぶりに宮脇博の部屋を訪れる。二人は高校時代の文芸部仲間で、「二十五の秘密」という遊びを共有していた。部員それぞれが“誰にも言えない秘密”を紙に書き、封筒に入れてロッカーに保管し、卒業から二十年後に開けるという約束だった。
しかし十年後の今、その封筒が盗まれ、同じ部員の園田美咲が「あなたの秘密を知っている」という手紙を残して自殺。博は園田の秘密──かつて彼女が美術教師・小林を階段から突き落とした罪──を知っていたと明かす。
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