きっと日本で1番長いラブレターを君に送る
18歳の秋。『私のことを小説に書いてよ』――というクラスメイトの女の子の一言で僕の平穏な日常は終わりを告げた。
『夕』という名前を体現しているかのように暗くて静かな僕は、『旭』という名前を体現しているかのような明るく騒がしい彼女にずっと振り回されながらも、彼女との思い出を小説に綴っていく。
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何の取り柄もない僕と数々の写真コンテストで賞をとっている彼女。
趣味で小説を書いているだけの僕と写真家という夢を追いかける彼女。
何もかもが違う僕たちは共に時間を過ごしていく中で、共感出来るものを見つけ、互いを理解し合い、僕たちの仲は親密になっていった。
少なくとも、僕はそう感じていた。
でも、彼女は僕にとある秘密を隠していて――
これからこの小説を読むあなたに先に忠告しておく。
この小説を読み終わった後、きっとあなたは「なんだこれ?」と苦笑するだろう。
だって元々この小説は、たった1人に読ませる為だけに書かれたものなのだから。
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