一鼓-ichiko-
いつもの任務のつもりだった。
忍の少女は仲間と旅に出る。
帰ってきたとき――覚えていたのは、自分だけだった。
架空の戦国時代。
山間の隠れ里で暮らす忍の少女・戌助は、ひとつの任務をきっかけに故郷を離れる。
旅の連れは、幼い頃からともに育った仲間たち。
霧がかった山奥の温泉、光に包まれた花の森、秘密めいた白狐の里――。
行く先々で、がさつな僧や訳ありの狸、帰りを待つ許嫁、協力者たちとも出会い、思いがけない縁を結んでいく。
くだらないことで笑い、喧嘩をし、時には誰かの過去に触れながら、一行はそれぞれの想いを抱えて旅を続ける。
しかしその先で待っていたのは、人と人との縁さえ歪める力と、国を巻き込む争いだった。
確かに一緒に歩いた。
笑ったことも、傷ついたことも、交わした言葉もあった。
しかし、旅を終えた翌日、
仲間たちの記憶から、その旅だけが消えていた。
これは、忘れられた旅を語り継ぐために遺された物語。
忍たちが生きる架空の戦国時代を舞台に、人と人との縁、喪失と成長を描く和風群像ファンタジーです。
難しい歴史や設定を知らなくても、登場人物と一緒に歩ける作品を目指しました。
2013年に個人制作したゲームから始まり、長い年月を経て、ようやく小説として最後まで描くことができた物語です。
ドット絵時代のRPGのように、仲間と笑い、泣きながら旅をする物語が好きな方にも、楽しんでいただけたら嬉しいです。
忍の少女は仲間と旅に出る。
帰ってきたとき――覚えていたのは、自分だけだった。
架空の戦国時代。
山間の隠れ里で暮らす忍の少女・戌助は、ひとつの任務をきっかけに故郷を離れる。
旅の連れは、幼い頃からともに育った仲間たち。
霧がかった山奥の温泉、光に包まれた花の森、秘密めいた白狐の里――。
行く先々で、がさつな僧や訳ありの狸、帰りを待つ許嫁、協力者たちとも出会い、思いがけない縁を結んでいく。
くだらないことで笑い、喧嘩をし、時には誰かの過去に触れながら、一行はそれぞれの想いを抱えて旅を続ける。
しかしその先で待っていたのは、人と人との縁さえ歪める力と、国を巻き込む争いだった。
確かに一緒に歩いた。
笑ったことも、傷ついたことも、交わした言葉もあった。
しかし、旅を終えた翌日、
仲間たちの記憶から、その旅だけが消えていた。
これは、忘れられた旅を語り継ぐために遺された物語。
忍たちが生きる架空の戦国時代を舞台に、人と人との縁、喪失と成長を描く和風群像ファンタジーです。
難しい歴史や設定を知らなくても、登場人物と一緒に歩ける作品を目指しました。
2013年に個人制作したゲームから始まり、長い年月を経て、ようやく小説として最後まで描くことができた物語です。
ドット絵時代のRPGのように、仲間と笑い、泣きながら旅をする物語が好きな方にも、楽しんでいただけたら嬉しいです。
あなたにおすすめの小説
そんなにその方が気になるなら、どうぞずっと一緒にいて下さい。私は二度とあなたとは関わりませんので……。
男爵令嬢と仲良くする婚約者に、何度注意しても聞いてくれない
そして、ある日、婚約者のある言葉を聞き、私はつい言ってしまうのだった
全五話
※ホラー無し
【完結】旦那様には好きな人がいる
私の旦那様である、テオドール・セルヴァン侯爵様には好きな人がいる。
それは、幼馴染であり、王太子妃でもあるマチルダ様だ。
お二人は、いつもとても仲睦まじいご様子で、そんな叶わぬお二人の恋をそっと見守るのが私の日常だった。
そんなある日、夜会にめったに顔を出さない王太子殿下に、ダンスに誘われて。それがきっかけで、私の日常は少しずつ変化し始めた。
【完結】結婚式前~婚約者の王太子に「最愛の女が別にいるので、お前を愛することはない」と言われました~
挙式が迫るなか婚約者の王太子に「結婚しても俺の最愛の女は別にいる。お前を愛することはない」とはっきり言い切られた公爵令嬢アデル。しかしどんなに婚約者としてないがしろにされても女性としての誇りを傷つけられても彼女は平気だった。なぜなら大切な「心の拠り所」があるから……。しかし、王立学園の卒業ダンスパーティーの夜、アデルはかつてない、世にも酷い仕打ちを受けるのだった―― ※神視点。■なろうにも別タイトルで重複投稿←【ジャンル日間4位】。
私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
王子を身籠りました
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
最後のプレゼントを貴方に
「お嬢様、お手紙が届いております」
侍女が銀トレーに封蝋された手紙を乗せ、私に声を掛けた。
封蝋を見た私は、小さく体を強張らせた。
そして、そのまま目を伏せた。
とうとうこの時が来たのだと、覚悟を決めるときなのだと、自分に言い聞かせた。
これは、ある令嬢の淡い恋心の物語です。
終わりにします
「終わりにします」
その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。
婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。
誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。
もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。
そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。
これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。