偽の家族 小説一覧

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family

 結婚式の翌日、叶谷 雫(26)は夫・叶谷 柚をハネムーンの事故で失った。乗用車のながら運転による接触事故でバスが横転し、雫は奇跡的に一命を取り留めたが、柚は帰らぬ人となった。孤児院育ちで身寄りのない雫にとって、柚との結婚は初めて手に入れた「家族」だった。 葬儀すら満足にできないまま、雫は柚の祖母が遺した築七十年の古民家を訪れる。だが扉を開けた瞬間、そこにいたのは見知らぬ少年だった。薄汚れた服、怯えた瞳。涙が引っ込むほどの衝撃。 少年は自分の名前すら知らなかった。「おまえ」「カス」としか呼ばれたことがなく、虐待を受けていたことが次第に明らかになる。「通報しないでください」と懇願する少年に、感情移入する。そこへ町内会の用事で訪れた区長の息子・白坂誉(29)も巻き込み、二人は誰にも告げずに少年を匿うことを決意する。 善意から始まった「家族ごっこ」は、果たして愛だったのか、罪だったのか。 血の繋がりのない者たちが九十日間だけ築いた「family」の結末を描く、現代ヒューマンドラマ。
現代文学 連載中 長編
感想数 0 文字数 8,234 最終更新日 2026.07.08 登録日 2026.07.04
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わたしのことを虐げる偽の家族なんて知りません。だってわたしにはいつも優しいお父様とお母様がついていますもの!

 セシリア・サンダースはこのヴェルデ王国のサンダース公爵家の長女として産声を上げた。  その容姿は精霊姫と呼ばれた母に瓜二つでセシリアも幼い頃から精霊姫と呼ばれていた。  そんなセシリアが幸せでいられたのは3歳までだった……。  3歳の時に最愛の母が亡くなった。母が亡くなってすぐに父は、後妻とその娘を連れて来た。  セシリアは母が亡くなって悲しみに暮れる中、突然現れた新しい母と妹の存在は到底すぐには受け入れられなかった。  しかし、そんな実の娘のことなど気にせず、父である公爵は新しい母と妹のことばかり可愛がる。  そして、調子に乗った新しい母と妹もセシリアのことを虐げていく。  そんな辛い現実に幼いセシリアは耐えられず心は壊れる寸前だった。  辛い毎日に毎晩涙を流していると、聞こえて来た懐かしい優しい声。 『セシリー、もう泣かないの。お母様が居るわよ』  それから、母が告げた真実を境にセシリアは変わっていく……。
恋愛 連載中 短編 R15
文字数 23,479 最終更新日 2021.04.10 登録日 2021.02.20
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