痛快時代劇 小説一覧
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幽世ノ華~おろく医者凌庵捕物診療録~
「死骸は嘘をつかぬ。嘘をつくのは、生ける人間だ。」ーー時に十六文の人情医者、時に死骸の声を聴く特異の検死官、時に破邪の剣を振るう孤高の剣豪。その正体は世に隠れた徳川の御曹司!?
薬草学と医学、そして一閃の剣で江戸の闇を切り裂く痛快時代ミステリー!
町奉行所の与力・近藤新太郎が戸を叩くのは、八丁堀の片隅に佇むちっぽけな診療所『天竜堂』。
そこに居を構えるのは、若き蘭学医・高柳凌庵だ。
嘗て日本中を揺るがした蘭学弾圧事件の凄惨な荒波を生き抜いた凌庵は、卓越した外科技術と薬草学の知識で、遺体が遺した微かな声なき証拠から真実を鮮やかに手繰り寄せていく。事件や病にはメスを振るい、許されざる悪には剣を振るう孤高の医師だ。
ただ静かな暮らしを望む凌庵だったが、彼には決して明かせぬ重大な秘密があった。
ーー将軍家の落とし胤ーー。雲上の民と市井の平民との、許されざる情愛の末に生まれた「禁断の公子」ながら、自身の体に流れる高貴な血筋を自ら捨てさり、己が信じる医道を突き進む宿命を背負った男・・・。
それが高柳凌庵と言う人物なのだ。
「上医は国を医す」
自信を育てた恩師の教えを胸に、凌庵は闇に埋もれた悍ましい事件と歪んだ陰謀に挑んでいく!
医学×剣術×推理!時代劇小説の垣根を超えた痛快エンターテインメント、ここに開幕!
※小説家になろう併催作品。
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『黒脛巾組、伊達政宗を天下へ盗み上げる 〜忍び、詐欺師、盗人、山伏、女掏摸。奥州の悪党どもが独眼竜を覇者にする〜』
奥州、米沢。
伊達家の若き跡取り・藤次郎政宗は、隻眼であることを陰で笑われ、若すぎることを侮られ、周囲の大名たちから「扱いやすい小僧」と見られていた。
だが、政宗は知っていた。
刀を振るう前に、戦は始まっていることを。
敵の兵糧の行き先。
城内で不満を抱く家臣。
商人が握る借財。
僧が運ぶ密書。
女たちの井戸端に落ちる本音。
酒場でこぼれる将の愚痴。
それらを集める者がいなければ、若き当主は奥州で食い殺される。
そこで政宗は、信夫の地から一人の男を呼び寄せる。
名は柳原戸兵衛。
盗人、詐欺師、山伏、掏摸、薬売り、博徒、元足軽、抜け忍まがいの者たちを束ねる、黒い脚絆の男。
戸兵衛は政宗に言う。
「殿。綺麗な者だけを集めた軍は、綺麗に負けます。汚れた者を飼う覚悟はおありで?」
政宗は笑う。
「汚れた手でよい。俺の目の届かぬ場所を見ろ」
こうして、犯罪スペシャリスト集団「黒脛巾組」が生まれる。
彼らは敵城に商人として入り、女中として潜り、山伏として祈祷し、博徒として賭場を荒らし、贋文書で敵を惑わせ、偽の噂で軍勢を動かす。
やがて政宗は、父・輝宗の死、人取橋の危機、摺上原の大勝、小田原参陣の綱渡り、豊臣秀吉との駆け引きへと進んでいく。
表の歴史に名を残すのは伊達政宗。
だが、その足元には、黒い脛巾を巻いた悪党たちの足跡がある。
これは、天下を取れなかった男の物語ではない。
天下を取る寸前まで、奥州の闇を使い切った男と、彼に人生を賭けた悪党たちの痛快時代劇である。
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