つぶやきシリーズ 小説一覧

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ご馳走様。その悩み、美味しく頂戴しました。――妖怪カタルシスのつぶやき

ご馳走様。その悩み、美味しく頂戴しました。――妖怪カタルシスのつぶやき
【ショートショート】 悩みや心の澱を抱えた人だけがたどり着ける、どこか懐かしい「ひみつ茶屋」。 そこでニコニコと微笑みながら一杯のお茶を出してくれる、優しいおばあちゃん。 現代の人間であれば誰もが抱く警戒心も、彼女が得意とする妖術の前では霧のように消えてしまう。皆、何の疑いもなく、彼女の差し出すお茶を口にするのだ。 けれど、それこそが彼女の罠。 彼女の本当の正体は、人の「感情」を食らう妖怪・カタルシス。 彼女が振る舞うお茶と飴は、訪れた人の心を癒やすためではなく、彼女の好みの味に「感情を調味」するためのものだった。 「美味しいご馳走様。……さて、今日はどんな悩みが私のもとに届くのかしら?」 縁側で繰り広げられる、美食家妖怪のつぶやき。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 1,087 最終更新日 2026.07.10 登録日 2026.07.10
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幸福(まやかし)屋の妖怪占いばあばのつぶやき

幸福(まやかし)屋の妖怪占いばあばのつぶやき
【ショートショート】 占い師が割った水晶から生まれた、赤紫の霧のような妖怪「占いばあば」。 彼女はふっくらした優しい老婆の姿を借りて、今日も人間たちの欲望を「入れ替える」。 幸せを求めてやってくる人間たちの願いは、すべて彼女の極上のエンタメ。 「自分の人生は自分で決めなよ。……ま、その勘違いした幸せ、せいぜい楽しみな」 澱(おり)を食らい、欲望を煮詰め、不幸をばら撒く。 妖怪占いばあばの、毒気たっぷりの呟きが、今夜もどこかで聞こえてくる。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 1,011 最終更新日 2026.07.11 登録日 2026.07.11
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妖怪天国と地獄の双子ちゃんのつぶやき――幸福を喰らう「手渡し遊び」

妖怪天国と地獄の双子ちゃんのつぶやき――幸福を喰らう「手渡し遊び」
「ねぇ、私たちと楽しく遊びましょう?」 公園に現れる、一卵性双子の姉妹。 華やかな着物を着たあの子たちは、おかっぱの髪型が『白』と『黒』に分かれていること以外、すべてがそっくり。 彼女たちはいつもニコニコしていて、ただ無邪気に遊びたがっているだけ。 けれど、彼女たちにとっての「遊び」は、幸福の絶頂にいる人間からすべてを奪い去ること。 白い手から黒い手へ。光から闇へ。 彼女たちがあなたと「手渡し遊び」を始めたとき、あなたの人生は真っ黒に塗りつぶされる。 幸福を喰らう双子の妖怪が贈る、甘くて残酷なショートショート。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 643 最終更新日 2026.07.12 登録日 2026.07.12
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忘却(イヤイヤ)の迷い子――妖怪イヤイヤ坊主のつぶやき

忘却(イヤイヤ)の迷い子――妖怪イヤイヤ坊主のつぶやき
【ショートショート】 「そんな嫌な自分、ポイしちゃえばいいよ」 悩める人間に近づき、無邪気な笑顔で「忘却」という名の救い(毒)を与える妖怪・イヤイヤ坊主。今日もまた、誰かの悲鳴を「嫌だ」と飲み込んで、その人生を空っぽにしていく。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 827 最終更新日 2026.07.12 登録日 2026.07.12
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背中にゾクッときたら、それがオラっちの合図さ。――妖怪サブブのつぶやき

背中にゾクッときたら、それがオラっちの合図さ。――妖怪サブブのつぶやき
街のあちこちに潜む、奇妙な妖怪たちの「つぶやき」。 今回の語り手は、天使のように愛らしい外見をした10歳の少年――その正体は、冷蔵庫の氷から生まれた妖怪「サブブ」だ。 サブブの趣味は、他者をコントロールすることしか頭にない「大人になれない大人たち」の背後に立ち、その心の澱(おり)を冷やすこと。 「大丈夫?」と親切を装って近づく支配欲の強い人間たちに、サブブは冷たい指先で触れ、彼らの歪んだ執着を増幅させる。 「支配」という名の甘い砂糖に溺れ、自滅へと向かう人間たちを、サブブは今日も氷の瞳で冷ややかに観察している。 ――あなたの背中がゾクッとしたら、それはオラっちが通り過ぎた合図かもしれない。 妖怪つぶやきシリーズ、凍てつくような悪意と、滑稽な人間模様を綴るショートショート。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 995 最終更新日 2026.07.16 登録日 2026.07.16
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