現代文学 老い小説一覧
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60歳から120歳のメンバーで構成されている恋愛指導のプロ集団「シルバー恋愛センター」 そこには様々な人生経験してきたご老人たちが、恋愛に悩む人たちの相談を受け、その悩みを解決するのが仕事だった。
そこには財務省の元官僚や、画家、ピアニスト、僧侶、スナックママにストリッパー、警察官にニセ医者、詐欺師にヤクザなどのスタッフがいた。
そんな中、元ヤクザ、西園寺達也72歳は22歳の西島凛花からロクデナシの彼氏についての相談を受けることになる。ジェネレーションギャップの中で交錯する互いの恋愛観。時代が変わっても人を好きになる感情は変わらないというお話しです。
文字数 1,936
最終更新日 2020.07.31
登録日 2020.07.31
粗筋
定年を間近に控えた片倉(かたくら)惣一(そういち)は自宅の和室で爪を切りながら、ふと、前々から禁煙を試みようとしていた事を思い出す。また、その主な理由は定年を機会にして、自分に変化を求めるため……だと思っていた。一方でその定年退職という、人生のある種の節目に対して生じた淡い禁煙宣言が、奇妙な強迫観念に囚われている事にも気づく。
それは友人・御厨純也(みくりやじゅんや)に掛ける回顧。
自分が禁煙を思いついた発端となったのは、一考すると豪放磊落な御厨純也がうつ病を患ったという、意外な事実に起因するのではないか? そんな懐疑にも似た思いが、強迫観念に変わっていったことに。
片倉は共に青春を生き抜いた御厨純也との記憶を交えながら過去を顧みつつも、自分の第二の人生について思案を巡らし始める。
文字数 12,033
最終更新日 2019.07.26
登録日 2019.07.26
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