ノスタルジー 小説一覧
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74件
1
縁側のひみつ茶屋
ここは、心がちょっと迷子になった人が、ふとした拍子に迷い込んでしまう不思議な縁側。
訪れるのは、子供の小さな葛藤から、大人の些細な行き止まりまで様々です。
けれど、ここへ辿り着くのは「誰にも言えない本当の悩み」を抱えた人だけ。
おばあちゃんが淹れる温かい緑茶と、山を渡る風、そして静かな景色。
たった一杯のお茶を飲んでいる間に、ついつい心を開いて、溜め込んでいた本音を吐き出してしまう——そんな場所です。
「大したことじゃない」と誰かに笑われそうな悩みでも、ここでおばあちゃんに話せば、絡まった心は少しだけ解けていきます。
ただし、この場所は「一期一会」。
一度この縁側を訪れてお茶を飲んだら、もう二度と戻ってくることはできません。
だからこそ、お客様は今日という時間を大切に、ありのままの自分で心を通わせるのです。
悪い心を持つ人は決して見つけることができない、たった一度きりの心の休息地。
さあ、今日はどんなお客様が、この縁側の暖簾をくぐってくるのかしら。
感想数 0
文字数 25,226
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.09
2
多摩の土手と、四葉の約束
「昭和40年から50年代、多摩ニュータウン。誰もいない団地で感じた孤独は、やがて学校での苛烈な『あだ名』という名の呪いへと変わった。クラスでも家庭でも居場所を失った少女が唯一心を開けるのは、土手のクローバー畑だけ。ある日、父親からの皮肉な贈り物『幸福行きの切符』に四葉のクローバーを挟んだ瞬間、日常の扉が音を立てて崩れ去った。孤独な少女が辿り着いた、境界線の向こう側の世界とは――。悲しみと再生を紡ぐ、魂のファンタジー。」
感想数 0
文字数 16,460
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.07.05
3
悩める小暮さんと急がない山尾くんの帰り道
スマホもネットもない、半世紀以上前の地方都市。悩みがちな小暮さんと、どこか変わってる山尾くん。イタチやアリや花火を眺めながら、少年少女が生きた時代の日常や小さな発見をほのぼのと描く連作短編。
毎週金曜日夜8時半に更新します。
感想数 0
文字数 24,023
最終更新日 2026.07.17
登録日 2026.06.14
4
入れ替わりが日常の超能力双子兄妹
振り回され気味の兄が語る、ちょっと不思議な能力を持つ双子兄妹の、ちょっと不思議な日常のお話です。
【現在連載状況】不定期。
感想数 0
文字数 31,862
最終更新日 2024.02.19
登録日 2023.10.02
5
13年後の答え合わせ【9話完結済】
夢に敗れた28歳。遺書代わりにSNSへ投稿したのは、初恋の記憶だった
【あらすじ】
大学進学で上京して、早10年。
28歳になった誠(まこと)の元に返ってきたのは、師である映画監督からの「お前の書く人間は薄っぺらい」という容赦のないダメ出しだった。
時を同じくして、実家の父から届いた家業(酒屋)を継いでくれという懇願。
兄が急逝して1年、老いた両親の限界を知った誠は、「……潮時かな」と夢を諦め、3ヶ月後に故郷へ帰る決意をする。
東京にいられる残された時間。誠は自分の10年間を確かめるため、プロの技術もウケを狙ったギミックもすべて捨て、SNSである一つの物語を綴り始めた。
それは15歳の雨の日、放課後の教室で始まった、名前も知らない少女との不器用な初恋の記憶。
「行動に一貫性がない? それが本当の人間だろう」
これは、28歳の夢破れた男が人生の最後に放つ、剥き出しの『遺書』。
しかし、その美しいはずの思い出の投稿に、数日後、ネットの向こうから一通の「トゲ」を孕んだDMが届く。
――13年目の、本当の答え合わせが始まる。
カクヨム同時連載です
感想数 0
文字数 22,858
最終更新日 2026.06.16
登録日 2026.05.26
6
【完結】藍の残影(「白の放物線」スピンオフ)
【注意】
本作は、『白の放物線【完結】』のスピンオフです。
高槻組代貸・佐武視点です。
本編(BL)で描ききれなかった部分を補完したショートショートとなっています。
本編を読了後に、ご覧ください。
※本作に、BL要素はありません。
---「白の放物線(本編)」あらすじ---
「一〇〇億払え。そうすりゃ、一生離してやらねえ」
極道の宝崎英《たからざき あきら》は、若き天才スラッガー・櫻野毅嗣《さくらの たけし》の弱みを握り、その輝かしい未来を手中に収めた。
法外な借金で逃げ道を封じ、全てを支配するはずの関係。
しかし冷酷な男の裏に隠されていたのは、誰にも見せられない、不器用で過保護な愛情だった。
奪う側でありながら、壊さぬよう細心の注意を払う。その矛盾は、いつしか宝崎自身をも縛り始める。
裏社会とプロ野球界、正反対の二つの世界が交錯する、危険な心理支配の物語。(イラスト、内容紹介、校正にAIを使用しています)
感想数 0
文字数 4,761
最終更新日 2026.03.13
登録日 2026.03.13
7
キスの温度【R18】
六畳一間のアパート。
壊れたエアコンの下で、蝉の声とぬるい風だけが続く夏。
夢をなくした彼と、それでも離れられない私。
二年の記念日さえ忘れられた夜、愛しさと諦めのあいだで、胸の奥が軋んでいく。
「最後に見たい?」
冷めゆく熱の中で、ただ一度だけ燃やすように、私は彼にすべてを差し出した。
⸻
いずれ終わる恋かもしれない。
それでも「今」を生きるしかない、どうしようもないふたりの夏を描く、切なく熱い物語。
感想数 0
文字数 6,024
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.13
8
ガレージの匂い 〜マット・L・サイモンの思い出〜
テレビドラマ『パパのガレージ』が好きだった。
『パパのガレージ』70年代後半から80年代前半に放送されていたテレビドラマ。
その主演俳優のマット・L・サイモンが亡くなって十年以上が経った。
今、ドラマについて覚えていること、感じたことを書き留めておこう。
*「カクヨム」に投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
*「小説家になろう」に投稿しています(名義:naro_naro)。
*「エブリスタ」に投稿しています(名義:estar_20210224)。
*「ノベルアップ+」に投稿しています(名義:novelup20210528)。
感想数 0
文字数 1,806
最終更新日 2021.06.20
登録日 2021.06.20
9
詩「海に続く窓辺から」
※2022年11月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
感想数 0
文字数 418
最終更新日 2023.05.16
登録日 2023.05.16
10
仔猫のブリッチズ
砂漠の町のお話です。
感想数 1
文字数 13,945
最終更新日 2026.07.19
登録日 2026.06.30
11
小さい頃に見ていた世界はもっと光り輝いていた
命はどこから来るんだろう。今は毎日が知っているものでできているのに、小さい頃はすべてが知らないものだった。
本当に知らなかったのか? 魂の故郷って一体どこ?
あのとき輝いて見えたものは一体何だったんだろう。
感想数 0
文字数 1,663
最終更新日 2020.10.18
登録日 2020.10.18
12
ルーチェ
感想数 0
文字数 20,586
最終更新日 2022.04.21
登録日 2022.04.15
13
鬼教師後藤のメガトンパンチ
教室の扉を開けたら飛んでくるのは鉄拳制裁。
小学六年生という、大人になりそうでなれない年頃の僕と
鉄拳制裁をモットーとする後藤先生のハートフルボッコストーリー。
※この小説はエブリスタからの転載です。
感想数 0
文字数 8,362
最終更新日 2020.05.18
登録日 2020.04.13
14
灯りの残る町と、白い守神様
高校生の楓は、山あいの小さな町・灯守町で暮らしている。
好きだった場所も、友達も、昔のにぎわいも、少しずつ消えていく町。
そんなある日、楓は白くて小さな守神様と出会う。
言葉を話さないその存在は、忘れられていた町の記憶を楓に見せてくれる。
提灯の灯り、祭りの音、誰かが覚えていた夏の夜。
失われていく場所にも、忘れたくない時間がある。
何ができるのか分からない少女と、白い守神様が見つけた、小さな灯りの物語。
感想数 0
文字数 15,355
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.06.09
15
路地裏の自販機が売っていたのは、失くした青春でした
IT企業で心身をすり減らす日々を送る相馬健吾。彼の心は、拭えない過去への後悔で重く淀んでいた。
「あの時に戻れたら、違う選択ができたはずなのに」
長年降り続く心の雨に打たれながら帰路についたある夜、彼は路地裏で時代遅れの自動販売機を見つける。好奇心と自棄的な気持ちで買ったのは、商品見本のない、謎めいた小箱を開けるための古びた鍵だった。
鍵が扉を開いたのは、過去の世界。
まばゆい太陽、鳴り響くセミの声、そして、屈託なく笑う仲間たち。そこは、彼が人生で最も輝き、そして最も後悔を残した十年前の夏だった。
「今度こそ、完璧な夏にする。そして、伝えられなかった想いを彼女に――」
過去の記憶を道しるべに、健吾は失われた青春を取り戻そうと奔走する。だが、完璧を演じようとすればするほど、何かが少しずつ歪んでいく。本当にやり直すべきは、過去の出来事か、それとも――。
これは、一人の青年が不思議な奇跡を通して、過去の後悔と向き合い、「今」を生きる意味を見つけ出す、少し切なく、どこまでも優しい物語。
文字数 17,948
最終更新日 2025.09.21
登録日 2025.09.21
16
和歌浦グラフィティ
レーズンの家の近くには二軒の本屋がある。雑誌を読むにはもっぱら大浦街道に面した大きい方を利用することにしている。倉庫のような白い建物にそれを照らすライティング設置用の黄色い鉄骨、看板には赤く大きな文字でBooKとある。その中にあったアイスクリームを主に売るテナントはオープンして三年程で消えた。レーズン達はよくそこで水風船を買いアイスクリームを頬張った。そこで覚えたラム・レーズンの味は最高。僕のニックネームはレーズンに決まった。 これから何度と淡い春が来て、その度にまた厳しい冬を乗り越えようとも、もう、あの頃と同じ情熱を感じることはないのかもしれない。僕は決して誠実な人間ではないけれど、あの時代に感じていたすべてを忘れることはないだろう。目一杯満喫したから二度と振り返らないなんて言わないし、サヨナラの手を振るつもりもない。あの頃からいろいろと吸うものは変わったけど、カクテルグラスに刺さった安いストローや、濃度の高い煙に巻かれながら、僕らは、この胸、深いところと共謀し、センチメンタルという一生懸命に甘くて、精一杯に酸っぱく苦しいドロップを互いの口に放り込む計画を立てている。かつて、僕のことをレーズンと呼んだあの悪ガキ達の残像が摺り寄って来ては、僕の横腹を突つきニヤっとささやくと、今、僕の横に掛けているのはあの頃とちっとも変わらないチャーミングな女の子。
それは、たった一度の魔法で、僕らはそれを初恋と呼んだ。
感想数 0
文字数 9,581
最終更新日 2021.08.17
登録日 2021.08.16
17
夏の想い出
大人になってなお少年の頃の思い出を引きずる男の、ノスタルジーな話。
大体、昭和末期から平成初期~中期くらいの時代感の話です。
感想数 2
文字数 30,025
最終更新日 2024.05.19
登録日 2024.04.20
18
うちのまわりは昔にぎやかな観光地だったらしい
感想数 0
文字数 465
最終更新日 2020.10.14
登録日 2020.10.14
19
俺の思い出、僕の中の君
今が生きづらく、昔を懐かしむ主人公は、子供の頃に「彼」とよく遊んだ場所へ行ってみることにした。
それは現実逃避であると同時に、今がその延長線上にあるのだと再確認することだった。
感想数 0
文字数 4,116
最終更新日 2022.01.26
登録日 2022.01.23
20
黒猫と柘榴
感想数 0
文字数 2,046
最終更新日 2021.10.07
登録日 2021.10.07
21
雪と花の狭間に
時を超えて、私達は想いを紡ぎ、繋いでゆく。
大切な人達へ、未来を託す子供達へ。
三つのクリスマスの物語から始まる、私達の青春群像劇!
2021年。流行り病が落ち着きかけた真冬。
演奏家をリタイアしながらも作曲家として細々と音楽活動を続けている蘭。
彼女のもとへ届いたのは卒業した高校からクリスマスの伝統である「くるみ割り人形」の公演の招待状。
雪の気配が足音を忍ばせ歩み来る冬景色、蘭は故郷の福島へと赴く。
2011年。冬休みに一時帰国した音楽院生・蘭は24歳のクリスマスに実家の引き出しから携帯電話を見つける。
高校入学の記念に買ってもらった初めての携帯電話。その中には高校時代にお遊びで作曲した「無題」が残っていた。
ありがちだが耳触りのいい変ロ長調に含まれる暖かさに、懐かしい記憶が甦る。
花と雪山の美しい東北地方の小都市を舞台に、平成から令和を懸命に駆け抜けるヒロイン・蘭と彼女を取り巻く者達が織り成す群像劇。
※ 地名と名称は時代背景に合わせた表記で記しています。
特に地名は過去編と令和編で表記が異なる場合がございます。
地方都市が舞台なので方言や地域特有の姓が複数登場します。
※この作品はエブリスタ様にも掲載しています。
感想数 0
文字数 28,150
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.01.29
22
タイム・アフター・タイム ―1984年の君に、巻き戻る調べ―
「見失っても、また見つけられる。時間は巻き戻るから――」
1984年のヒット曲『タイム・アフター・タイム』の調べに導かれ、人々が時空を超えて「大切な誰か」と再会する三つの物語。
第一部は、現代の赤羽に住む中学生・甘夏とハッサク。初期型ウォークマンを手に取った瞬間、二人は1984年の赤羽台団地へと転移する。そこは甘夏にとって亡き母が生きている「赦しの場所」だった。しかし、ハッサクは元の世界にいない妹への贖罪のため、帰還を願う。別れの夜、甘夏がハッサクに託した「冷たいキス」が、42年後の再会を約束する。
第二部は、2026年から1984年の老舗旅館「時雨庵」に転移した黒猫のクロ。人間(翔馬)の姿になった彼は、若き日の店主夫妻・真白と洋平の恋を見守ることになる。未来から来た「大女将」の意識が宿る白猫のユキと共に、歴史の綻びを修正しながらも、クロは切ない別れと再生の道を選ぶ。猫と人間の境界を超えた、究極の「メラコメ」ストーリー。
第三部は、2018年の女子大生・美玲。亡き父・タカシの遺品であるウォークマンを聴き、1984年の若き日の父母に出会う。母・めぐみが自分以外の誰かと恋をしている現実に焦る美玲だが、父との交流を通じ、ある「命を繋ぐ約束」を交わす。それは、父が未来で病に倒れる運命を書き換えるための、唯一の希望だった。
不自由で、タバコ臭くて、でも温かいアナログな1984年。三つの時間旅行を通じて、登場人物たちは「後悔」を「希望」へと昇華させていく。失ったはずの誰かに、もう一度会いたくなる連作短編集。
※表紙画像の作成に、生成AI(にじ・ジャーニー)を使用しています。
感想数 0
文字数 97,555
最終更新日 2026.04.09
登録日 2026.04.09
23
【連作短編025】 時をかける猫 全10話 ―時間の隙間を、猫だけが知っている―
週に二度、自転車を押して通る坂道で、涼太は必ず一匹の猫に出会う。
誰もが「ハル」と呼ぶその猫は、なぜか同じ場所に座り、涼太を見つめていた。
ある日、その坂で現実の“ずれ”が起きる。
見知らぬ学生服の男、存在しないはずの風景、そして確かに触れた過去。
やがて涼太は知ることになる。
あの坂は、ただの道ではない。
時間の境界が、静かにほどけていく場所だった。
猫は、何を見ているのか。
そして「ハル坂」と呼ばれる理由とは――。
坂道をきっかけに、過去と現在が交差するタイムSFミステリー。
感想数 0
文字数 12,044
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.06.27
24
『桜香る故郷』
「桜香る故郷」は、桜エビ加工場を営む家族の葛藤と再生の物語です。主人公の奈緒子は、保育園で娘の咲良を迎えに行った際、作業着姿を恥じていましたが、娘の友達・愛子に「香ばしい匂いがするね」と言われた記憶が彼女の心に残っています。
時は流れ、奈緒子は家業を継いだものの、経営難から加工場をたたみ、朝霞市へ移住。20年間、故郷の桜浦町に後ろめたさから戻ることができませんでした。
ある日、娘の咲良から、愛子が桜浦町にUターンしてゲストハウス「サクラエビハウス」を始めたと知らされます。奈緒子と咲良は故郷を訪れ、愛子のゲストハウスが奈緒子の元加工場を改装したものだと知ります。
感想数 0
文字数 6,289
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.05.07
25
後ろの花子さんと鏡の噂
夏休みが近づく小学校、旧校舎の保健室の鏡にまつわる不気味な噂が広まっていた。そこに映るのは、顔のない“後ろ姿”だけ。呪いの花子さん。
徐々に噂はエスカレート。呪われて殺される。
主人公・舞は、片思いの新聞部・瑞樹くんの頼みと、親友ミオの誘いで、その噂の真相を探るため旧校舎へと足を踏み入れる。そこで二人が見たのは、噂通りの“後ろの花子さん”の姿だった。
舞は知られざる真実へと導かれていく。怪談の裏に隠された、もう一つの物語が始まる。
本格ホラーではなく、怖くないです。
感想数 0
文字数 7,957
最終更新日 2025.07.24
登録日 2025.07.24
26
キスの温度
六畳一間のアパート。
壊れたエアコンの下で、蝉の声とぬるい風だけが続く夏。
夢をなくした彼と、それでも離れられない私。
二年の記念日さえ忘れられた夜、愛しさと諦めのあいだで、胸の奥が軋んでいく。
「最後に見たい?」
冷めゆく熱の中で、ただ一度だけ燃やすように、私は彼にすべてを差し出した。
⸻
いずれ終わる恋かもしれない。
それでも「今」を生きるしかない、どうしようもないふたりの夏を描く、切なく熱い物語。
感想数 0
文字数 4,125
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.13
27
傘をなくした日の終点
雨の日になると、いつもお気に入りの傘をどこかに置き忘れてしまう男・透。ある日、駅の忘れ物センターを訪ねると、奥にもう一つ、奇妙な部屋があった。そこに保管されていたのは傘だけではない。「あなたがこれまで人生で無くしてきた、形のないもの」——初恋の記憶、二十二歳の頃のやる気、いつか手放した夢。係員に導かれ、透は棚の一つひとつを開けていく。取り戻すのか、もう一度そっと置いていくのか。
感想数 0
文字数 4,514
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.24
28
喫茶ノスタルジー
N県 N市 神尾町、その町外れにひっそりと立っている喫茶店。
「喫茶ノスタルジー」
初老の店主が営む古ぼけたカフェ、その店に入ると不思議な体験が出来るという。
感想数 0
文字数 32,271
最終更新日 2019.09.21
登録日 2019.05.27
29
しゃぼん玉と青い夏
シェアハウス『福幸堂』のオーナー・伊崎絢梨は料理が得意な25歳。住人たちが様々な問題を起こしながらも、いたって平穏な毎日を過ごしていた。そんなある日、『福幸堂』の隣に新しく陶芸教室がオープンするという話が舞い込んでくる。それをきっかけに絢梨は、一度鍵をかけたあの夏の日々を思い出すことになるのだが・・・。またそれと時を同じくして、実家を処分しその土地に新たな観光スポットを作るという話が浮上して・・・。
心が大きく揺れ動く25歳の夏が、今始まる。
感想数 1
文字数 21,917
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.08.09
30
ノスタルジーコロニー
楽園は此処にあった
人類は核戦争で死ぬ地球を飛び立った。それから程なくして四季の消えた現代で唯一、過去の世界へ行ける場所、オアシスコロニーに皆がノスタルジーを求めて、様々な季節を味わおうと足を運んでいく。
感想数 0
文字数 719
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30
31
過去との触れ合い
感想数 0
文字数 1,551
最終更新日 2023.08.03
登録日 2023.08.03
32
卒業証書を丸めて見た、あの日のゲームの光
三月の駅前で見かける、卒業生たちの眩しい笑顔。 それを目にするたび、私の胸の奥にはほんのりとした苦みが広がる。
私にとっての卒業は、涙や感動に彩られた「記憶に残る出来事」ではなく、ただそこから逃げ出したかった「通過点」に過ぎなかった。
尾崎豊に憧れながらも、薄暗い部屋でゲームの光に没頭していた、空虚な学生時代。 何も掴めず、何者にもなれなかったあの頃の自分を、今の私はどう見つめているのか。
春の足音が聞こえる季節に綴る、不器用な「過去」との和解の記録。
感想数 0
文字数 1,661
最終更新日 2026.03.17
登録日 2026.03.17
33
鯉綺譚
むかし鹿島清兵衛という男がいた。
江戸から大正に生きた奔放な男で、現在の銀座六丁目に百五十坪の二階建て写真館を建てたり、列車一両を買い取って座敷列車に仕立て直して京都へ漫遊したり、隅田川船上で百物語を開催したりと、今でも語り継がれている男である。
「僕は鹿島清兵衛の子孫である」
と鹿島さんは云った。
僕のことは鹿島と呼んでくれ、と。
鹿島さんの本当の名を、私は知らない。
ーーこれは夢か。あるいは先輩の手のひらの上で踊っているだけなのか……
感想数 1
文字数 5,911
最終更新日 2018.08.28
登録日 2018.08.28
34
俺の平成が終わらない
平成元年一月八日生まれの平 成一朗は自宅で一人寂しく三十八歳の誕生日を迎えた。平成という時代から令和にかけて、彼は多くのものを得た一方で、多くのものを喪った。
あの頃に戻りたい、そう願った彼は気づくと十年の時を遡っていた。
これは平成という円環にとらわれた一人の男の数奇な物語。だがこれは、彼の望んだことなのかもしれない。
※この物語はフィクションであり実在の人物団体地名とは関係ないものとしてお楽しみください。
感想数 0
文字数 19,854
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.04.30
35
覚えていること、感じたこと
幼馴染の二人。思い出の場所。だけどその印象は随分違っていて
感想数 0
文字数 1,760
最終更新日 2022.01.23
登録日 2022.01.23
36
あるあるぁるぁる~(テーレーレーレー)
感想数 0
文字数 2,238
最終更新日 2025.10.19
登録日 2025.10.19
37
No.7【ショートショート】夜明けと日の出のあいだで
夜明けと日の出のちょうど間。
一日に一度、たった数分の短い間。
私がお兄ちゃんと話ができるのは、そのたった数分間だけだった。
感想数 0
文字数 1,463
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.04.03
38
チリン、と鳴ったら、あの夏が帰ってきた
都会の喧騒に疲れた由梨は、ふと思い出した「風鈴通り商店街」へ向かう。
幼い頃、祖母と手をつないで歩いた夏の記憶。
さびれた商店街、和菓子屋のおばちゃん、一つだけ残った風鈴の音――。
懐かしさと笑いが交錯する中で、心の奥にしまっていた大切な何かが、じんわりと蘇っていく。
やがて始まる“風鈴再生プロジェクト”は、通りの人々を巻き込み、思いもよらぬ展開へ!
コミカルなのに、最後には心があたたかくなる、ノスタルジー×ほっこり再生物語。
感想数 0
文字数 2,657
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.06.30
39
蛍の横顔
五歳の僕を、ホタルさんは優しく見守ってくれた。母が通う美容院で働く黒髪の女性。ある日、彼女は僕の手を引いて危険な幹線道路を渡り、小さなアパートに招いてくれた。ボンボンの甘さ、紅茶の温もり、東北の実家で約束した蛍。しかし彼女は妊娠し、田舎へ帰っていった。
僕は六歳で母と別れ、その街を去った。感謝を伝えることもなく。
二十年後、仕事で訪れたその街はーー。
失われた風景の中で初めて気づく、あの優しさの重さと、自分の無関心の罪を。
記憶だけが照らす、蛍の横顔。
幼い日の記憶に刻まれた、儚い出会い。
母との複雑な関係や街の風景と重なりながら、ひとりの女性の横顔が心に淡い光を残していく。
時の流れが織りなすノスタルジー。
感想数 0
文字数 11,450
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.04.30
40
ゆっくり
感想数 0
文字数 1,078
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.20
74件