ミステリー 宗教小説一覧
4
件
市倉 聖晴は巷を賑わす霊能力者だ。
彼は霊の声を聞き、解決に導いて迷える子羊を救い出す──『スピリチュアルな世界』という特番番組に出演してから、その洗練された知的さと甘い顔立ちも相まって、人気がうなぎ上り、テレビや雑誌、講演会に引っ張りだこである。
だが、実態は霊能力はなく、ただ人の感情の機微に敏感で観察力に長けている天才詐欺師だった。
橘 千秋は警視庁捜査一課 捜査第一課の刑事。
高校を卒業してすぐ警察の道を進んだ彼女は、今では検挙率N0.1を誇り33歳という若さでノンキャリでありながら警視正に選考され、捜査一課・係長に就任する。所謂叩き上げだ。
だが、実態は事件を解決する為ならば手段を選ばない、出世の為ならば上に媚を売り、何だってする──脅し、恐喝──組織の上の人間でさえ脅迫する。彼女はこうして階級が全ての組織で、そこまで登り詰めた。
真逆の性格の二人がある殺人事件に遭遇し出会った時、市倉と橘の運命が交差する。
『私は神様になりたい』
その言葉を二人はずっと昔から知っている──……。
--------
団体・警察組織は全て架空です。
文字数 11,133
最終更新日 2024.03.08
登録日 2024.02.23
虚偽だ。やはりこの国は虚偽に満ちている。
革命の中で、幼き二人は静かに戦う。囚われの幼い王女は、貧しい家柄の少年に知識を与える。先に見えるのは、二人がのぞむ強大な敵と、二人がのぞむ将来。教育とは何か、学習とは何か、その必要性とは。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。
文字数 9,557
最終更新日 2020.03.05
登録日 2020.03.05
4
件