ホラー 短編ホラー 小説一覧

4件
1

ポルカをちゃんと尊重して

ある日、一人の人間が「ポルカ」として帰ってきた 真っ白い直方体。柱と言うには太く平たく、板と言うには厚い。 ポルカを尊重しないものは、同化と分裂を経て、自身もポルカになっていく。 ポルカから次のポルカへ、また次のポルカへ_____。
2

心の隙間に入り込むホラー短編集

気づいたときには、もう遅い。 みんなと同じ場所にいたはずなのに、 なぜか自分だけ覚えられていない。 自分のせいにされる出来事。 自分だけ会えない同僚。 集合写真に写っていない自分。 少しずつ世界から切り離されていく違和感。 怪異よりも怖いのは、 「自分だけが取り残される」こと。 孤独と違和感を描いた、心理系ホラー短編集。
3

顔

色々煮詰まっててちょっとした短編を書きたくなったので。 設定の一部だけは元々あって、本当は漫画にしたかったのですが、とりあえず短編として。 多分ホラー…です…? 架空の病気(?)表現と、いじめ・暴力表現があります。 苦手な方は回避お願いいたします。 そして色々ふわっとしてますので、サラッと読んでいただけたらと思います。 元々ハピエン脳で、余り暗い話を書けないタイプなので、練習のつもりもあります。
4

覗く女

単身赴任で東京に来て一か月。二月三日の夜、主人公は終バスに間に合うよう、終電一本前の電車に飛び乗る。発車間際、慌てて乗り込んできた女のせいでドアが閉まりきらず、遅れが生まれる。苛立ちと疲れの混じった舌打ち。たったそれだけの瞬間が、なぜか胸の奥に引っかかった。 帰宅後、マンションの掲示板には節分のチラシが貼られている。だが、当日なのに妙に薄汚れていて、何年も前からそこにあるように見える。気味の悪さを振り払い、鍵を掛けて眠ろうとするが、深夜2時12分を境に部屋の空気が変わる。 一度きりの無言電話。廊下の気配。玄関のノック。言葉にならない独り言が、息のように続く。確かめたいのに、確かめるほど近づいてくる。やがて、玄関脇の小さな換気窓――閉めたはずの小窓が、わずかに開いていることに気づく。 隙間の向こうには、顔ではなく“眼”だけがある。こちらを見ている。確実に、見ている。節分の豆、薄汚れた紙切れ、止まったような時刻。日常の小さな道具が、どれも役に立たないまま恐怖だけが積み上がっていく。 それでも主人公は、この夜をやり過ごせば終わると信じようとする。だが「2時12分」は、次の夜も、その次の夜も、同じ形で訪れる。覗く女が近づいているのか、それとも自分が何かを招き入れてしまったのか――その境目が、少しずつ壊れていく。
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