ファンタジー 貴族令嬢小説一覧

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「アマミィ、貴女は何も悪くないわ。 けれど、貴女を殺すわ。 私を恨んでくれて構わないわ」  もう、私は限界でした。 毎日、妹のアマミィに殺されるのではないかと、怯えていました。 何の罪もないアマミィを殺すのが悪い事だというのは分かります。 それでも、アマミィを殺さないといけないのです。 だって、アマミィが私を虐げてきた事も傷つけてきた事もありませんが、 今日もアマミィが私を殺さないという保証はありません。  嫌です。アマミィを殺したくありません。 アマミィは大事な妹で、それでも殺さなければいけないのです。 アマミィを殺さないと生きていけません。 私は生きたいのです。 私が生きるために、死んでくださいアマミィ。 もう貴女に殺されるのかもしれないという恐怖に怯える日々は限界を超えてしまいました。 せめて苦しませたくありません。 アマミィを痛めつけようにも、アマミィには何の恨みもないので、そんな事できるわけがありません。 アマミィが抵抗するより先に、アマミィの喉を剣で刺し、引き抜いてから斧でアマミィの首を切断しました。 アマミィの首が落ち、ぼとっと音がしました。 それは不愉快な音でした。 それでも、その音は私に生きる事を可能にした祝福の音でした。 祝福の音が心地よいとは限りません。 ならば、私はその祝福の音を受け入れましょう。  アマミィは死にました。 ごめんなさいアマミィ。  「ごめんなさいアマミィさようなら、貴女は何も悪くないわ」  「お前を助けにきた聖女ローゼ」  イケメンが助けにきてくれました。 ハッピーエンドに辿り着けるのでしょうか。
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文字数 1,633 最終更新日 2022.01.16 登録日 2022.01.16
「ねぇお姉様。お姉様って良い所ないからもう死んだら」 「そうだ、マクダレーナ。お前はもう死んでいいぞ。 「貴女なんていらないわマクダレーナ。 なんで今まで生きてきたのかしら。 迷惑だって分からないのかしらね。この出来損ないの落ちこぼれ」 エリィザベータは死にました。 ざまぁ(笑) お父様は死んだようです。 よくも今まで私を虐待してくれましたね。  「分かったわお母様。条件を満たしてくれれば許してあげてもいいわよ」  「本当?分かったわ。何でもするから許して頂戴」  「体中の臓器全部えぐり出してよ。それで許してあげるわお母様。 この世に1人しかいない実の母親だもの」 「はぁー?お母様『何でもするから許して頂戴』と、確かに言ったわよね。 今更助けてくれと言われてももう遅い!! お母様を許すつもりなんてありません。 お母様も早く死んだ方が楽だったでしょうね。 私は絶対にお母様を許しませんから、覚悟して下さいね。
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文字数 3,233 最終更新日 2022.01.09 登録日 2022.01.09
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