ファンタジー 守護天使 小説一覧
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担当の人間を29回死なせても許されたのに、一度助けたらクビになった
守護官X-173、勤続六百年。
任務は、担当の人間を定められた寿命まで生かしておくこと。
その担当——マクシムは、この八日間で二十九回死んだ。
広告看板、シャワーカーテン、胸焼け薬、救急車(なお、患者は助かった)。
時間を巻き戻してはやり直す毎日に、ある朝、一枚の通知が届く。
『対象者:マクシム・コヴァリョフ 執行時刻:09:17 死因:利用可能なものなら何でも』
金持ちが金で寿命を買い足し、その身代わりに俺の担当が選ばれた——書類一枚で。
守護者庁の最重要規則、『被保護者との直接接触を禁ず』。
落下するエアコンを前に、六百年で初めて、俺はそれを破った。
結果。
運命は縫い合わされ、不死は没収され、俺は解雇された。
かくして元守護天使は、二十九回死んだ男の部屋のソファに住み着くことになる。
奴の寿命まで、あと六十年。
天国に神はいない。
あるのは、ハンコ待ちの書類だけだ。
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文字数 10,681
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.11
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天蛙 Angel Frog
感想数 0
文字数 2,531
最終更新日 2020.04.10
登録日 2020.04.10
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