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戦えずクビのダンジョン保険査定員、事故報告書だけで「次の死因」を見抜く〜死亡率100%の探索者を救い続けたら最強クランと国に囲われた〜
十二年前、世界各地にダンジョンが現れた。探索者保険が義務化された日本では、危険度と救助優先度を決める査定員が、剣士以上に人の生死を左右している。
大手《アイギス共済》の査定員・如月晴人は、事故報告書や装備、経路から「この条件なら誰がどう死ぬか」を赤い条項として読み取る《因果査定》の持ち主だ。だが利益になる危険契約を拒み続けた結果、戦えない穀潰しとして即日解雇される。
最後に現れた依頼人は、同行者死亡率一〇〇%、自分だけが生き残るせいで《死神》と呼ばれるS級探索者・黒瀬凛奈。晴人は彼女の力が呪いではなく、危険を一身へ集める能力を誤って運用された結果だと見抜く。三分後に全滅する寄せ集め隊へ入り、最強の凛奈に「戦うな」と命じた晴人は、初めて全員を地上へ帰す。
二人が開いた小さな《ゼロライン危険査定所》には、偽装装備、改ざんされた迷宮図、死亡予定者を先に選ぶ保険制度が持ち込まれる。救った人々が次の救助者になり、やがて国の安全計画そのものと衝突していく中、晴人は一人の犠牲で十万人を救う“正しい計算”へ不承認を突きつける。
これは、戦えない男の報告書と、死神と呼ばれた女の槍が、全滅予定の未来から一人ずつ帰還路を取り戻す物語。
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脈視は地味能力だけど、相棒がいれば最強です
遺跡の魔力の流れを視る稀少な力「脈視」を持ちながら、自分を信じられない新人冒険者リラ。辺境都市リーゼルで出会った探索者カナタと共に、全7層の古代遺跡「星詠みの回廊」の未踏破エリアに挑むことになる。深層に眠る脅威、それぞれが抱える過去と恐怖──すれ違いながらも手を取り合い、二人は「一緒なら怖くても進める」と証明していく。体温のある冒険と、対等な相棒の物語。
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