ファンタジー 一話完結の短編集 小説一覧
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《あらすじ》
十九年前の革命を経て世界最高の文明国となった鼎(てい)。
鼎とは世の安定を象徴する〝神器〟のことで所有権は皇帝にある。
また、鼎には花伝師(かでんし)がいる。これは見鬼の能力を備えた巫術使いのことで、人と鬼〈怪しいものの総称〉が共存する鼎には必要な存在である。
鼎国に花伝師はただ一人。
しかし、どういうわけか。
今代の花伝師には異能がふたつに分かれて引き継がれてしまった。
紫耀と桃之、異端の花伝師である男女のもとには否応ナシに怪異の相談がもち込まれる。
《登場人物》
華 紫耀(か・しよう)
見鬼師(けんきし)
世に疎くにぶいが自分はしっかり者だと自信がある。
街を歩けば人波に紛れる、ちょっと残念な顔貌。
浪 桃之(ろう・とうし)
巫術(ふじゅつ)使い
親なしで、村で厄介者扱いされながらなんとか育った。
8歳のとき師匠に見つけられる。が、なぜか見鬼の能力はない。
淮 也恭(わい・やきょう)
底辺貴族
おっとりした風貌。キラキラだだ洩れの美青年。
縁戚関係にある西の街の豪商のもとで育てられる。
淮 阿愁(わい・あしゅう)
淮家当主
也恭の兄。踏めば割れる薄氷のような印象=氷情(表情)の人。
文字数 65,060
最終更新日 2025.09.28
登録日 2023.06.10
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かつて滅びたクリスティア王国の名を持つ、銀髪の語り部セレーナ。彼女が今、身を寄せるのはクーミリア王国の小さな孤児院。
毎夜、星の調べを奏でる不思議な楽器とともに、彼女は子どもたちへと語ります――
それは、夜空に落ちたひとつの星の話。
それは、月の橋を渡った兄妹の伝説。
それは、風と遊んだ少年の想い出。
どこかで聞いたようで、誰も知らない、幻想神話のひとしずく。
「星をひとつ、子守唄に」をはじめとする、語り部セレーナによる一話完結の幻想譚。
※アルファポリスで公開している内容と、カクヨムで公開している内容で一部異なる話があります。同じタイトル名でも、中身が異なります。今後Kindle、またはnoteで配信予定ですが、そちらでは両方の話を収録して配信する予定です。
文字数 19,266
最終更新日 2025.06.09
登録日 2025.05.20
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