ファンタジー 動物と話ができる 小説一覧
4
件
1
ある日、目覚めたらそこは異世界で。勇者になってと頼まれたり、いろんな森や町を旅してみることにしました。
ゆる~い感じののんびりほんわかなんでやねん路線の地味系主人公です。
気楽に読めるものを目指しています。よろしくお願いします。毎週土曜日更新予定です。
文字数 10,232
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.01.24
2
世界は、あまりにも静かだった。
争いはなく、飢えもなく、悲しみさえ管理された「完全な均衡」の世界。
そこではすべてが正しく、すべてが安全で、そして――揺れ動く感情だけが、少しずつ削ぎ落とされていった。
少年エイルは、その世界で生きるひとりだった。
彼は唯一の家族であり友であった小さなネズミ、ルゥを失う。
だがその喪失は、周囲から「些細な出来事」として扱われ、世界は何事もなかったかのように進み続ける。
泣く理由も、怒る理由も、問いかける理由も許されない――そんな均衡の中で、エイルの心だけが静かに歪み始めていく。
村人たちの言葉はどこか同じ調子で、優しささえも用意された台詞のように感じられる。
「この世界は、生きていない」
そう思った瞬間から、エイルの視界はわずかに揺れ始めた。
やがて彼は、世界の均衡を支える存在――“白の核”の噂に触れる。
それは、争いも混乱も感情の暴走さえも抑え込み、世界を永遠に「正しい形」で保つ装置。
だがその代償として、世界は痛みと共に、喜びや選択する自由までも失っていた。
旅の途中、エイルは再びルゥと出会う。
それは奇跡なのか、幻なのか、それとも世界が許してはならない“揺らぎ”なのか。
小さなネズミは言葉少なに、しかし確かにエイルの隣を歩き始める。
ネズミと少年の旅は、やがて世界の深部へと踏み込んでいく。
均衡は本当に「善」なのか。
苦しみのない世界に、意味はあるのか。
失うことを恐れ、何も選ばない生き方は、生きていると言えるのか。
これは、剣も魔法も派手な戦争もない冒険譚。
小さな命と、ひとりの少年が問い続ける、静かで残酷な世界の物語。
壊すためではなく、“揺らすため”に歩き出す旅の記録。
文字数 16,351
最終更新日 2026.02.16
登録日 2026.01.08
3
4
アキラというハリネズミのぬいぐるみ。
UFOキャッチャーの景品としてこの世に誕生する。
UFOキャッチャーの中では日々、仲間たちと外の世界に出られることを夢みて語り合う。
どんな人にとられるのか?どんな家に行くのか?どんな遊びをしてもらえるのか?を、日々、仲間たちと語り合う。
しかし、毎日、そんな仲間たちとの別れが訪れる。
明日も語り合う時間が来ると思っていた仲間が、ある日突然、UFOキャッチャーのアームに拾われて別れの瞬間が訪れる。
見送る仲間も、拾われていく仲間も
複雑な感情を抱きながらその瞬間を見守る。
仲間たちと毎日、外の世界へ行く夢を語り合う時間、外の世界に行く憧れ。
どっちつかずの感情を抱きながら、アキラも仲間たちも日々の時間を過ごしていた。
そんなある日、アキラにも仲間との別れの時が訪れた。
文字数 6,354
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
4
件