ファンタジー 理不尽小説一覧
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「キャエット、お前のような下劣な女とは婚約破棄だ」
はぁ、馬鹿だとは思っていたけれど、幾ら馬鹿でも自ら死に歩む事はないでしょう。
「お前は同級生イライミー・ノックスを虐めていただろう」
はぁーーー?私が虐めなんてするわけがないでしょう。
「イライミーの傷にこんな△傷をつけたのはお前だろう、キャエット」
「ええ、そうよ。それがどうかしたのかしら」
頭お花畑な婚約者と同級生は私の頭を痛めてくれます。
ああ、頭が痛くなる。
あ、2人は当然出来てます。
頭お花畑な婚約者は真実の愛に目覚めたそうです。
真実の愛に目覚めるのは勝手だけれど殺しますよ。
「キャエット、婚約破棄され自由になったお前を妻に迎えに来た」
元婚約者を殺し自由になった私を、幼い頃に会った王太子クラリオンが迎えに来ました。
「ただ、男爵令嬢がはしゃぎ過ぎたな。生きて俺の妻になりたければ詫びいれろ」
頭お花束家な子息子女を溺愛していた親馬鹿どもが私を逆恨みで殺そうとしているそうです。
私を逆恨みする伯爵ストライド家に男爵ノックス家にこの機に乗じて私を逆恨みする者、上等切りまくってきた
私を潰しておこうとする者達も協力するので、男爵アンダーウッド家だけでは戦力負けしてしまいます。
クラリオンが言うように詫びを入れて、ルボオダス王族に助けてもらうのが正解でしょう。
でもね、病弱な王太子が逞しくなってるので困ります。
詫び入れて生き延びる事が出来なくなるじゃないですか。
詫び入れれば生き延びれ、クラリオンと結婚できると分かっていても、戦ってみたくなるじゃないですか。
幼い時も病弱で貧弱ながらも強かったクラリオンがマッチョなら、
そりゃもう男爵令嬢風情が勝てる相手じゃありませんよ。
その強さ、自ら確かめてみたくなるのが貴族という生き物なんですよ。
文字数 970
最終更新日 2020.11.28
登録日 2020.11.28
「リーゼロッテ、すまないがお前とは婚約破棄だ」
「払うものさえ払ってくれれば構いませんよ」
「僕は真実の愛に目覚めたんだ」
「そうですか、私は貴方の事をまったく愛してないどころか嫌いで家畜と結婚した方が
まだマシだと思っていたので、丁度いいですね」
婚約破棄されたら叔父様が元婚約者を殺しました。
くっそざまぁぁぁぁぁwwwwじゃありません。
元婚約者なんて蝿一匹の価値もありません。
蝿殺して一々ざまぁぁぁwwwwと喜べますか。
それよりその蝿にも劣るゴミを溺愛してる両親が賠償金で許すわけないでしょう。
分かってやってますよね、戦争したいだけだろうがお前。
家督争いに負けた敗者が今更やってきて何してくれやがるんですか。
クソ叔父様のおかげで常に戦いに見を置く毎日です。
クソ叔父様を殺したいけれど、殺せません。
クソ叔父様に虐げられてる私をいつか素敵な叔父様が助けてくれるはず。
"家族に虐げらてるお前を助けに来た"と。
そう思っている時期が私にもありました。
素敵な叔父様はクソ叔父様が殺したので、そんな事永遠にありません。
隣国の美男王太子が
"俺ならお前に正当な評価をしてやれる"と助けてくれて幸せになれる非がいつか来ると
そう思っ(ry
隣国の美男王太子は私が殺してしまったのでそんな事永遠にありません。
「死んで下さいクソ叔父様」
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ウィルフリード・フォルマー
その男、貴族。家督争いに負け現在平民だが貴族。
倫理観が貴族。
人を殺す事に嫌悪感を持たず、領土を広げるため、金のため、兵に経験を積ませるため
そんな理由で戦争を起こし、罪のない民がどうなろうと一切心を痛めない。
常に戦争を求め、戦争の火種を起こす。
"てっぺん"それに魅了されない貴族はいない。
数多の貴族がてっぺんに魅了され命を奪い命を落とす。
しかしその男は違った。
魅了されているわけではなく、てっぺんへの道筋が見えていた。
てっぺんの幻覚を見た貴族の死体は圧縮してから焼却炉にいれなければ入りきらない程にいる。
その男は違った。幻覚ではなく、道筋の小石一つ逃さず見えていた。
歩く。ウィルフリードは今日もてっぺんへ歩く。
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文字数 889
最終更新日 2020.11.26
登録日 2020.11.26
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