恋愛 美男 小説一覧

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ド天然勘違い令嬢と狂愛公爵

ド天然勘違い令嬢と狂愛公爵
薔薇の蕾がほころび始める初夏の午後、公爵邸の東屋(あずまや)には、冷ややかな空気が漂っていた。 「アリス、来週の王立夜会だが……共に参列する馬車の手配をしておいた。ドレスの色を教えてもらえれば、タイの色を合わせよう」 テーブルを挟んで座るアルフレッド・フォン・ローゼンベルク公爵令息は、完璧な仕立ての紺青の夜会服に身を包み、陶器のように滑らかな顔立ちで紅茶に口をつけていた。 氷の彫刻を思わせるアイスブルーの瞳には、一切の揺らぎがない。 その向かい側で、アリス・フォン・ベルンハルト伯爵令嬢は、優雅に扇を揺らしながら小さく頷いた。 腰まで届くプラチナブロンドの髪、彫刻のように整った鼻筋。 誰しもが見惚れる「氷の貴婦人」と称される冷ややかな美貌の裏で、アリスの脳内は大荒れに荒れていた。 (ああ……やっぱり。私のドレスの色なんて、どうでもいいのね。『タイの色を合わせる』だなんて、マニュアル通りの完璧な婚約者ムーブ。きっと心の中では、あの可憐なエリス男爵令嬢のことを想っているんだわ……!) アリスの盛大な勘違いの根底には、ゆるぎない確信があった。 先日、王立庭園で見かけたのだ。 アルフレッドが、はかない雰囲気を纏ったエリス男爵令嬢から一輪の白いゆりを受け取り、それを胸ポケットに収める瞬間を。 実際には、その花には「公爵家の領地事業に関する極秘の暗号文」が仕込まれており、アルフレッドは冷徹なビジネスとして受け取ったに過ぎないのだが、アリスの脳内フィルターを通すと『身分差の恋に苦しむ切ない公爵男の密会』へと完璧に翻訳されてしまった────。
恋愛 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 27,327 最終更新日 2026.08.22 登録日 2026.08.21
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私の夫は平安最強と言われた鬼

私の夫は平安最強と言われた鬼
 ある日出会ったのは高校生ぐらいの男の子だった。  その出会いが私の運命を変える。
恋愛 連載中 長編
感想数 2 文字数 83,502 最終更新日 2019.06.30 登録日 2019.01.28
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どういうわけか源氏物語の世界に迷い込んだ私ですが……とにかく、幸せになるべく奮闘します!

どういうわけか源氏物語の世界に迷い込んだ私ですが……とにかく、幸せになるべく奮闘します!
令和に生きる高校二年の女子生徒、沢山帆弥が目を覚ますと――視界に映るは、いつもの見慣れた天井ではなく。朧な意識の中、辺りを見渡すと几帳や簾、襖などが次々と目に留まる。そんな不可解な光景に困惑を覚えていると、ふと届いた声にハッと顔を向ける。すると、そこにいたのは何とも上品な衣装を纏う見目麗しい男性で――
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 53,078 最終更新日 2025.09.06 登録日 2025.08.25
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