BL 離縁 小説一覧
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離縁の立会人だった冷血宰相が、次は俺の夫になりたがる
「離縁しても、ここにいればいい。家のことは今までどおり頼む」
若い恋人を公然と連れ歩く夫は、俺を配偶者としては捨て、世話役としては残すつもりだった。
九年の結婚生活を終えたクラウス、三十二歳。
招待への返事も、客への謝罪も、夫の機嫌を取ることも、もう引き受けない。自分で家を出て、これからの暮らしを選ぶと決めた。
そんな俺が休日の散策先で再会したのは、離縁調停に立ち会った宰相ヴァレリオだった。
冷血と評判の男が、古い橋の彫刻を一緒に眺め、俺のつまらない冗談に笑う。
そして、飾らない言葉で告げてくる。
「男として、あなたに惹かれている」
食事をし、庭を歩き、次に会う日を待つ。
あの男の気の抜けた顔を、もっと見たい。
触れてほしいだけではなく、俺からも触れたい。
ようやく自分の恋を選び始めた俺に、元夫は言う。
「お前は、俺のことを一番分かっているだろう」
――知っている。だから、戻らない。
落ち着いた皮肉屋の元伯爵夫人ならぬ元夫×厳格なのに恋では率直な年上宰相。
大人の男二人が、隠されない恋と新しい暮らしを手に入れる異世界BL。
元夫との決別から、求婚、婚礼、結婚後の甘い日々まで。
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薔薇の修道院
月に一度のお茶会では修道女達によるBLに対する想いを形にして語られる。
「ルナマリア=ブルーローズ!公爵令嬢でありながら嫉妬で我が愛しのプッシー=アバズーレ男爵令嬢を虐めている貴様には王太子妃になる資格などない!!王太子であるオタンコ=エッグプラントの名において貴様を国外追放とする!!!」
「王太子殿下の命令に従います」
エッグプラント王国の王宮では王太子であるオタンコの十八歳の生誕パーティーが開かれているのだが、国王夫妻が登場する前にルナマリアに国外追放を宣言してしまう。
オタンコの母親は側室にもなれない妾という立場なのだが、国王であるソーローにとっては唯一愛する女性が産んだ男児である。
オタンコの王太子という立場を安定させる為、側室だが由緒ある公爵令嬢を母とする自分の弟とクリスタルローズ帝国の第一皇女を母とするルナマリアを婚約者にしたのだ。
ルナマリアは貴族令嬢らしく振舞いながらも心の中では脳内お花畑なオタンコの子守りというか尻拭いをしなくて済むと喜んでいた。
「王太子の名においての国外追放ですもの。一刻も早く国境を越えて薔薇の修道院の修道女にならないと・・・」
薔薇の修道院とは理由があって離縁したいのに離縁できない、婚約したくない女性達の受け皿となる修道院で三年修行したら夫と離縁した、婚約者との婚約がなくなった事になるのだ。
表向きはそうだが、その実態は腐女子の巣窟である。
表の顔は完璧な淑女だが根っからの腐女子であるルナマリアは薔薇の修道院の修道女となり、修道女として働きつつBLという煩悩に塗れた日を送るのだった───。
以前、ゲームと現実の区別が出来ないヒドインがざまぁされるのはお約束である(仮)の続きというか、ヒロインによって簡単に語られていた攻略対象者の一人であるアーデルヴェルトの両親の過去編として書いていたのですが、書いていくうちに修道女達が発表する自作のBLがメインとなってしまいました。
前に載せていたのは削除、ジャンル変更して修正しています。
自分の中では修道院での生活って清貧がモットーというイメージがありますが、強者な腐女子のみが集う薔薇の修道院なので彼女達は世俗的。お金様が大事という事をちゃんと理解しています。
調教表現ありのタグを選んでいますが、修道女達が調教されるのではなく修道女達が書く物語に出てくる男性達が調教されるものです。
思い付きで書いたのでガバガバ設定+設定に矛盾がある+ご都合主義。オムニバス形式です。
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