宮廷薬師 小説一覧

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惚れ薬のせいだと言い張る王太子殿下に、今日も解毒薬を処方しています ~効かないのは、そもそも盛られていなかったからでした~

「ノーラ殿。私は、惚れ薬を盛られた」 ある朝、宮廷薬師ノーラの薬師室に飛び込んできたのは、王太子フェリクス殿下だった。 「君のことが頭から離れない。これは間違いなく薬のせいだ」 大真面目に問診をして、解毒薬を処方するノーラ。けれど殿下は毎日やって来ては「効かなかった」と報告し、症状を申告していく。 「君が他の男と話すと胸が痛む」「君が笑うところを見てみたい」 胸部圧迫感、独占欲の亢進……と診療録に書きつけながら、ノーラは処方を改良し続けるが、四十七号まで作っても一向に効かない。 それもそのはず。殿下は、最初から何も盛られていなかったのだから。 真面目すぎる薬師と、薬を言い訳に口説き続ける王太子のすれ違いラブコメ。 ※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
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