滝川一益 小説一覧
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4件
1
滝川家の人びと
信長の重臣・滝川一益。
その名は知られていても、彼がどこから来て、何を思い、いかに生きたのかは、ほとんど知られていない。
母に家を奪われ、愛する者を失い、幾多の戦乱をくぐり抜けた男。
彼の傍らには、同じ時代を生き、それぞれの運命に向き合った人々がいた。
残された史料を手がかりに、知られざる滝川一益の生涯と、彼を取り巻く人々の生きざまを描く歴史長編。
2
獅子の末裔~蒲生氏郷、乱世を駆ける~
織田信長に見出され、戦国の世を駆け抜けた若き武将、蒲生忠三郎。
のちに蒲生氏郷と呼ばれるその人は、武勇と才知に恵まれながらも、深い孤独と迷いを抱えていた。
主君の死、故郷への思い、戦で失われる命、そして異国より来た信仰。
秀吉の天下が近づく中、忠三郎は問われ続ける。
人は何のために戦い、何を残して死ぬのか。
これは、戦国の獅子が、信仰と罪と赦しのはざまで歩んだ物語である。
3
義太夫家の人びと
父・九郎は、口がうまい。うますぎる。
法螺を吹き、人に取り入り、いつのまにか相手を味方にしてしまう。
そんな父に連れられ、幼い義太夫は都から尾張へ渡った。
「戦せずに天下を取ってみせる」
父はそう言って笑った。
だが、尾張で新しい暮らしを得た父は、義太夫を甲賀へ返してしまう。
父にとって、自分は要らぬ者だったのか。
その問いを抱えた少年の前に現れたのは、父とは正反対の、冷えた眼をした叔父・滝川一益だった。
のちに一益に仕えることになる義太夫。
これは、そのはじまりの物語。
4
無窮花《ムグンファ》咲く国
文禄元年(一五九二)。豊臣秀吉の命により、日本の大軍が朝鮮へ渡った。
滝川一益の子・七郎は、父から教わった鉄砲の技を頼りに、異国の戦場に立つ。傍らには、滝川家の旧臣・豊左衛門がいた。
華々しい戦功を求める武将たち。しかし、七郎が目にしたのは、飢えや病に苦しむ兵士たちと、戦火に故郷を追われた朝鮮の人々の姿だった。
平壌からの撤退、晋州城をめぐる攻防。戦いを重ねるうちに、七郎は父が決して語らなかった戦の現実を知っていく。
敵と呼ばれた者たちにも、守りたい家族があり、帰りたい故郷がある。
これは、勝者の武功をたたえる物語ではない。
戦乱の朝鮮を舞台に、国を隔てて生きる人々の苦悩と、その中でも失われなかった人間の尊厳を描く歴史小説。
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