義手小説一覧
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とあるピアニストが一線を退いた。
大地震のあの日、奏でる音を失ったピアニストは、静かに演奏者としての人生に幕を引く宣言をしたのだ。
だが、彼の演奏を聴いていた者はみな知っている。
彼の指先が鍵盤に触れるその瞬間まで、彼はピアノと共に生きていたことを。
そして今、“彼等”は再び舞台に立っている。
再び響き始めた旋律。
それは長い眠りから覚めたかのように、力強く、生き生きとしていて……新しかった。
そこにはかつて失われたはずの彼の音が、もう一度、響いていた──
《高らかに響かせて》 ||:《もう一度》:||
専属ピアニスト×両腕欠損作曲家
※2023/3/14….…46話・完結予定
文字数 180,732
最終更新日 2023.03.14
登録日 2023.02.10
大学の裏庭から、図書館の窓際にいる青年、明日嘉(あすか)に恋した日菜詩(ひなた)はある日、明日嘉の手が義手だと知る。手を失っている彼は日菜詩を拒絶するのだが……。
文字数 131,950
最終更新日 2023.03.03
登録日 2023.03.03
父親はドワーフ、母親はエルフのエルドーは父譲りの頑強な体と母譲りの長い耳と魔力を受け継いでいた。
彼は生まれながらにして右腕と左腕が無かった。
両親は悲しむ事なく、エルドーに両腕をプレゼントした。
ドワーフの父からは鉄鉱石の右腕をエルフの母からは魔法樹の左腕を与えた。
エルドーは死に物狂いでリハビリ生活を経て、2本の腕を上手く使いこなした。
エルドー家族は森深くの山の麓で人と離れた生活をしていた。
そこに魔王バデスがやってきて両親を配下に誘ってきた。
しかしエルドーの両親は断り、バデスに殺害されてしまう。
エルドーは地下倉庫に隠れて両親が殺されるのを見てしまった。
そこからエルドーの旅が始まる。
それは復讐だった。魔王バデスを殺すための旅。
人間族の街に入ったエルドーは父と母の師匠を尋ねる事に。
そこにいたのは元勇者とされる偏屈爺さんだった。
エルドーは強くなるため修行を繰り返す。
師匠の勧めで冒険者ギルドに登録する事になるのだが、両腕が異質という事で回りから変な目で見られたりする。
時には嫌がらせもされる。
それでも魔王バデスを倒す為に、エルドーは冒険を続け修行を続けて行く。
エルフとドワーフの意思を引き継いだ人類の希望にエルドーはなっていくだろうか!?
※カクヨム様にも投稿※
文字数 11,127
最終更新日 2023.01.15
登録日 2023.01.14
異次元から襲来する怪物〈キャンサー〉と戦う組織に所属する草部仁は、人間と瓜二つのキャンサーに遭遇する。その日を境に、仁の人生は大きく狂い出す――
文字数 21,548
最終更新日 2021.12.14
登録日 2021.12.05
「あなたは自分を誇れますか?」
利き腕を失った少年の問いかけに、魔導装具士が返した言葉とは……
別サイトで行われている、異世界設定コンテスト。
設定を使わないのももったいないので、おまけで書いた短編です。
文字数 3,685
最終更新日 2021.05.18
登録日 2021.05.18
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