「回復」の検索結果
全体で944件見つかりました。
「くっそー…こんなの給金に見合わん。ぜったい追加で請求してやるからな…」
俺は腹の底から叫んだ。
…心の中で。
王都からはるばる来た俺に与えられた仕事は、
「ヘーゼルくんに取り入り、彼の一挙手一投足を見つめなさい」
---幼い子どもの監視役だった。
「庭のお花を見ていたんです。おかあさんが好きな野薔薇が咲いているから」
窓辺から庭を眺めてヘーゼルが言う。
不自由となった脚を車椅子に乗せて。
「観察? 監視の間違いではありませんか?」
あんな小さな子どもを監視だって?
「彼は唯一の生還者です。有力な情報を得られる可能性があるのは、もはや彼しかいない。貴方には期待していますよ、アレックス・コストナー」
村に蔓延する謎の病。
その唯一の回復者がヘーゼルだという。
病かなんだか知らないが、金を積まれるならやってやるさ。
楽勝の仕事だと拳を握った矢先、
「----魔女、ですか?」
俄に暗雲が立ち込める。
「ヘーゼル様は魔女を退けた英雄の血筋なんですよ」
魔女伝説?
時代錯誤も良いとこだ。
今は科学の時代だぞ。
「…本当にあったことなのです」
たった8歳だ。
生まれて8年しか生きていない子どもだぞ。
「神がいるのなら、悪魔も、魔女もいる。ねえ、先生。そう思いませんか?」
…だったら。
幼い子どもがあんな目をするか…?
「は…、か、隠し通路…?」
蔓延する原因不明の流行り病。
領地に伝わる魔女伝説。
子どもが隠している秘密。
その一端に触れたとき、少女の紅いくちびるが弧を描く。
「----可愛いでしょう? わたしのオモチャ」
俺の一攫千金の仕事はどうなる!?
※ 実際の本編のテンション及びセリフとは少々異なる場合があります。
文字数 17,201
最終更新日 2025.01.20
登録日 2023.10.18
勇者テラスパーティーの役立たずとして有名な荷物持ちアイン。
戦闘能力が全くないアインの唯一の長所は「収納魔法」の容量が人より少し大きいというものだった。
普段からパーティーメンバーや冒険者仲間にバカにされて来たが、それでも仲間の為にと予備の装備や回復アイテムを運んでいた。
だが強大な敵と対峙したときテラスたちはアインを囮に逃亡してしまう。
絶望の中、懸命にモンスターと戦うアインはいつの間にかモンスターよりも強くなってしまっていた。
その結果――
「燃やし尽くせ! ファイアボール!」
「収納魔法」
「オ、オレのファイヤーボールが収納された!?」
「どけっ! 我が伝家の宝刀の切れ味を受けてみよ! 一の太刀! 空刃!」
「人のいる場所で剣を振り回すものじゃない。これも収納魔法」
「おぃぃぃいいいいい! 剣返せよ! 伝家の宝刀ぉぉおおおお!」
これは勇者よりも剣聖よりも賢者よりも強くなってしまった、ただの「荷物持ち」の話である。
文字数 1,028
最終更新日 2020.08.31
登録日 2020.08.31
30〜40代の精神を持ったまま若返り、異世界へ転移したアドルとミーシャ。
彼らが授かったのは、所有した物をレシピ化し、100%の精度で再現できる【複製錬金】と、時間停止の無限収納【異空間保存】という、戦場の常識を覆す二つのチートだった。
複製できるのは“物質”のみ。
敵のスキルは奪えない。
だからこそ、二人は知恵と経験で戦う。
武器・罠・魔道具・回復薬――
複製錬金で戦場を設計し、異空間保存で瞬時に展開する。
圧倒的な物量と戦術で、どんな強敵も攻略していく。
だがその力は、各国の軍事バランスを破壊しかねない危険な代物。
複製チートを狙う国家、魔族、暗殺者たちが次々と二人を襲う。
「安寧を求めるだけなのに、どうしてこうなるんだ……」
経験豊富な大人の知恵と、物質複製のチートを駆使し、
アドルとミーシャは迫り来る脅威を撃破しながら異世界を生き抜いていく。
複製×錬金×無限収納。
二人の大人が戦術で無双する、異世界バトルファンタジー
登録日 2026.03.26