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ホラー 完結 長編
『桜の名のもとにⅡ ― 春を忘れない』 別れから二年。 結衣と尚吾は、もう戻らない春の道に再び立つ。 光を試すつもりで結衣が切った一枚の写真―― そこに映っていたのは、かつての恋人・尚吾の笑顔だった。 偶然の再会ではない。 止まっていた時間の続きを、ふたりは静かに歩き始める。 春を忘れないとは、何を守り、何を手放すことなのか。 やわらかな痛みと再生の光を描く物語。 ResonantVerse(RV)シリーズは、 “音楽と物語が共鳴する世界”を紡ぐ連作プロジェクト。 主題曲《春を忘れない》を中心に、 《Afterlight》《Daylight Brunch》へと連なる “再生の三部作”の第一章。 ――夜を抜けて、朝が訪れる。 ふたりの春が、もう一度咲く。 特設サイト:https://luminaria.love/ukon/
文字数 61,051 最終更新日 2025.11.18 登録日 2025.10.17
ミステリー 完結 短編
※同名作品を掲載していましたが、大幅に加筆修正を加えましたので、別作品として新たに投稿しなおします。 【あらすじ】 ある新聞記事が、私の遠い記憶を呼び覚ました。 小学生時代の夏休みのある日、こっそり忍び込んだ学校の校舎内で体験した恐怖。 はたしてあれは現実だったのだろうか。 それとも夏の強い日差しが見せた幻だったのだろうか。 【主な登場人物】 妙子…………小学校の女子生徒 私……………語り手 田母神洋輔…『私』の友人 タカシ………小学校時代の『私』の友人 マコト………同上 シンジ………小学校時代の『私』 菊池先生……小学校教師
文字数 13,495 最終更新日 2025.07.07 登録日 2025.07.07
ミステリー 完結 短編
死者の衣を洗う店〈ピースアー〉。――香りが戻るたび、真実がほどけていく。 タイ語で蝶を意味する「ผีเสื้อ(ピースアー)」は、直訳すれば「幽霊の衣」。 死者が羽衣をまとうように、もういちどこの世を舞う――という信仰がある。 大きな事故で夫を失った高瀬梨紗は、〈ピースアー〉という古いクリーニング店の店内で、亡き夫の衣を洗い直す提案を受ける。 店主・飛木祐奈が手に取った布には、失われた時間の温度がまだ残っていた。 香りの記録を辿るように、梨紗はかつて夫と交わした言葉を思い出していく。 青い光の蝶が舞うその瞬間、封印された“真実”が少しずつ浮かび上がっていく――。 〈ピースアー〉は、愛した人をもう一度この世に留めるための、最初で最後の洗い直しの物語である。 ――真実は、洗われても跡を残す。
文字数 15,751 最終更新日 2025.10.18 登録日 2025.10.17
ホラー 完結 短編
祠で待つ人は、声だけ先に届く。りんどうの青の下、鏡師となる青年は最期の面影に別れを告げる。 山の風はもう秋の色を帯びていた。青年・芳三郎は、祠へ続く細い径を歩いている。風に揺れるりんどうの花、袖をすり抜ける光の粒。彼がそこに向かうのは、ある約束のためだった。祠の前には、いつも彼女が先に来ている。名は紗江。穏やかに笑う声が、山の静けさの中で一番やさしい音だった。 ふたりの間に、特別な出来事はない。干菓子を分け合い、昔話をして、花を眺めるだけの時間。けれど、その何気ない瞬間が、芳三郎には何よりの喜びだった。祠のそばには、毎年同じ場所で咲くりんどうがある。変わらず咲く花のように、ふたりの時間も続くと信じていた。 ある日、紗江が言う。「変わらないって、すごいこと。でも、変わるからこそ、また咲くのよね。」 その言葉が、芳三郎の胸に残る。彼は祠に小さな草履を置き、来年もまたここで会おうと約束した。別れ際、ふたりの影が重なり、風が花々を揺らす。その一瞬が永遠のように感じられた。 季節がいくつ過ぎても、芳三郎は同じ山道を登りつづける。りんどうは咲き、祠は変わらずそこにある。けれど、どこかが少しずつ違っていく。風の向き、陽の角度、そして――彼女の声の響き。ある日、紗江は静かに笑って言った。「ねえ、また明日も来てくれる?」 彼は頷く。けれど、その「明日」は、ほんとうに訪れるのだろうか。 りんどうの花が、風に揺れている。祠の前に置かれた小さな草履は、今もそのままだ。山の静けさの中、空の色だけが澄み渡っていく。 青年は祠の前に立ち、しばらく何も言わずにいた。風が頬をなでる。目を閉じると、かすかにあの笑い声が聞こえた気がする。 そして、彼は名を呼ばずに、そっと空を仰ぐ。 雲ひとつない蒼の下――その空は、どこまでも深く、どこまでも静かだった。 蒼雲の次の物語が、あなたを待っています。 黄泉灯籠迷図(よみとうろうめいず) ―― 灯籠の声を聴く者の物語へ。
文字数 12,857 最終更新日 2025.10.18 登録日 2025.10.17
ホラー 完結 長編
 ある日異世界に落ち、魔物の餌食になりかけた優花。辛くも生き延びたその後、優花のまわりに異常な現象が。  さまざまな魔物や神が優花の周りに集まる。  そして人ではありえない力が、もしかして私人間やめてます?  そして優花の本当の出生の秘密が。
登録日 2015.02.21
ホラー 連載中 長編
狭魔<HAZAMA> の番外編集です。上記作品を読んでいないとわかりません。
登録日 2015.11.21
ミステリー 連載中 短編
この手紙から事件が起こった。 「前略 事情あって、本名を名乗ることができませんことをお許しください。来る十一月二十八日出発の熊本大分二泊三日のツアー客にM大学の教授が女性を伴って参加するので、その行動を調査していただくことのお願いです。その調査報告書ができましたら、正式に名乗って調査費用をお支払いいたします。つきましては、そのツアーにご夫婦おふたりの名で予約し費用を支払っております。以上、あなた様のご都合も聞かずに仕事を依頼したことを申し訳ございません。何卒よろしくお願いします。早々」
文字数 68,320 最終更新日 2023.03.18 登録日 2023.03.18
ミステリー 完結 長編
 放課後の静かな旧校舎の一室、カバンから取り出した文庫本を開く。  冷たい風が古い窓をたたく音さえもどこかいとおしく、風にさらわれる枯葉の音さえ聞こえてきそうなこの場所で、僕はただ読書をしていたかっただけなのだ。  それなのに……  とある放課後、突然として旧校舎の前に現れた野良犬の首なし死体。 さらに、一人きりの教室で響く文明的な呼び出し音に舌打ちしながら、伏せた本と入れ替わりにスマホを手に取る。 『あ、もしもし! わたし、麻里。今、旧校舎の裏山にいるの。  大変です! ヤバいもの見つけてしまいました!   死体、本物の死体です。  しかも、普通じゃないんです。  これ、リョウメンスクナですよ!』
登録日 2026.02.27
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