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私はミサ、幽霊だ。
死んでから未練も恨みも特になく、成仏する気もない。
だって、この世はまだまだ面白いもの!
幽霊は、どこへでも行けるし、壁だってすり抜けられる。
お金もいらないし、面倒な仕事もしなくていい。
生きていた頃にはできなかったことも、幽霊になれば案外楽しめるものだ。
……パソコンを自分で操作できないのは不便だけど。
そんな私の暇つぶし相手は、幽霊が見える探偵・多田。
今日も事務所で猫の動画を見たり、怪しい幽霊に会いに行ったり、仏様に説教されたりと大忙しだ。
怖い話も、妙な事件も、ちょっとした悩みも、幽霊だからって毎日が怪談になるわけじゃない。
これは成仏する気のない幽霊が送る、愉快で少し不思議な日常譚。
◇完全不定期連載
◇一話完結・ゆるっと会話劇中心。
◇カクヨム、アルファポリスにも同時掲載
文字数 15,806
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.12
完結保障◇毎日15時更新
寵を得た者だけが人として扱われ、失った者は塵のように扱われる――そんな後宮で、一人の妃が死を目前に選んだのは、赦しを乞うことではなく、己の意志を貫くことだった。
後宮という檻の中で、蘇玲瓏はひたすら上へと這い上がってきた。
家柄も後ろ盾もない身から、皇帝の寵一つを頼りに、三年かけて皇后の座に迫った女――。
寵を得るために他の妃を陥れ、罪なき者を策謀で退け、金と情報を使って人事すら動かしてきた。
後宮という場所で生き延びるためには、それしか方法がないと信じていたからだ。
だが、立后の儀で皇帝が選んだのは、沈明珠。
敗れた玲瓏に告げられたのは、祝福ではなく、これまでの罪を裁く言葉だった。
「頭を下げ、明珠に詫びよ。さすれば降級で許してやる」
誰もが玲瓏の醜態を待ち構える広間で、彼女が口にしたのは謝罪ではなく、賜死を望むという一言だった。
最後の夜、皇帝は静かに問う。
「俺を愛していると言ってくれたのは、嘘だったのか」
玲瓏は迷わず答えた。
「私は、玉座に座る方に愛されたかっただけで、あなたを愛していたわけじゃありません」
これは、悪妃と呼ばれた女の、最後で最初の自己救済の物語。
※ハッピーエンドを期待される方はご注意ください。
※参考文献:インターネット
※小説家になろう、カクヨムにも同時掲載
文字数 14,858
最終更新日 2026.10.10
登録日 2026.09.15
完結保障。2日おき12時30分投稿
完結後の追加エピ4話だけ1日おき
◇2026.05.27
エーリカ・ヴェーデキントは、王女暗殺未遂の濡れ衣を着せられ、婚約者である王子にも信じてもらえないまま処刑された。
死の間際、彼女が願ったのはただ一つ。
――もう一度やり直したい。
次に目を覚ますと、エーリカは死の前へと戻っていた。
再び訪れる破滅の未来を回避するため、彼女は王子との婚約を避けようと決意する。
しかし運命はそう簡単には変わらない。
そんな中、彼女は前世では知ることのなかった一人の青年騎士、ルーカス・ヴィツォレクと出会う。
未来の記憶から、彼もまた自分と同じく命を落とす運命にあることを知ったエーリカは、彼を救うためにある決断を下す。
「私と結婚してください」
冤罪で処刑された令嬢と、誠実な騎士。
選ぶことの怖さ、知らないことの罪、愛することの重さ。
誰も悪者ではないのに、誰も望む形では幸せになれない——。
ループ×婚約回避×メリーバットエンドの異世界ロマンス。
*この作品はメリーバットエンドです。ハッピーエンドを期待される方はご注意ください。
◇
小説家になろう、カクヨムにも同時掲載
文字数 103,917
最終更新日 2026.09.29
登録日 2026.05.26
完結◇
山奥深く、獣道さえ途切れた先に、一軒の古い屋敷が建っている。
そこには、人ならざるものたちが暮らしていた。
幽霊、妖怪、異形、落神――名もつけられぬ化け物たち。
そして、そのすべてを従える美しい女主人。
その爪は、妖しく研ぎ澄まされている。
彼女は屋敷へ迷い込んだ人間を喰らう。
それは彼女にとって、ただ腹が減っているからというだけの、当たり前の日常だった。
ある晩、ひとりの男が屋敷へ迷い込む。
いつものように喰らうはずだった。
いつものように、何も残らないはずだった。
――けれど、屋敷の主人はその男を、なぜか食べなかった。
※ハッピーエンドを期待される方はご注意ください。
※小説家になろう、カクヨムにも同時掲載
文字数 11,426
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.08
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