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魔女ベルローズの悩みは、今日も一つ。
当然のように部屋へ入り、隣で眠り、甘やかしてくる。
そんな、独占欲を隠そうともしない幻獣、ルシアンのことだった。
彼のおかげで、ベルローズの穏やかな日常は、今日も騒がしい。
「……はぁ。ずいぶん行儀の悪い獣を拾ったものだわ」
「そんなに利口には躾けられてねぇからな。変えるつもりもねぇよ」
涼しい顔をしながら、少しだけ甘え方を覚え、素直になった魔女。
そして、相変わらず口は悪いけれど、彼女への不器用な執着を隠せない幻獣。
賑やかな精霊たち。それから、新たに芽吹く小さな命。
彼らが一歩ずつ、幸せを育てていく物語。
【もっと雑なあらすじ】
強い人たちが、弱さを見せ合いつつ家族になろうとしています。いちゃついたり、のんびり暮らしたりしているファンタジーです。
たまには敵をぼこぼこにすることもあるかもしれません。
◆大きな流れはありますが、季節や日々の暮らしを描くお話は、一話完結のものも多めです。
気になる回を覗いたり、お気に入りのお話へ帰ってきたり。お茶でも飲むような気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです。
◆基本的な空気感は変わっていませんが、前作よりも、恋愛や夫婦としての甘い描写、性的なニュアンスを含む描写が少し増えます。
◆二人が出会い、愛を知るまでの、始まりの物語はこちら。
『氷の幻獣は、冷徹な魔女に拾われる。―夜の庭にサファイアは咲く― 』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/677768053/432059217
本作はこちらの続編ですが、未読でもお楽しみいただけます。
なぜ二人が、ここまで離れがたくなったのか。
気になったら、ぜひこちらも併せて覗いていただけると嬉しいです。
文字数 268,662
最終更新日 2026.10.15
登録日 2026.07.21
夜になると、人々の記憶が失われる世界。
《夜番》の隊員である二十一歳の青年ニコには、最近ちょっと困ったことがある。
十二歳年上の『教官』ことダリオ・ヴァレンティの家が、ほとんど自宅になっていること。
食事を作ってもらって、風呂を借りて、勝手に泊まって。
ときどき、ベッドまで一緒になる。
まあ、別にそれはいい。教官のことは好きだし、居心地もいい。
問題は、誰でもよかったはずなのに、だんだん教官じゃなきゃ嫌になってきたこと。
ニコはもともと、人にも記憶にも執着しない。
写真を撮って、メモを残して、それでも忘れたなら仕方がない。
人付き合いだって、今が楽しいならそれでいい。誰かひとりを特別扱いする理由なんてなかった。
なのに、気づけばカメラには教官ばかり。誘われても「なんか違う」。
何となく帰る先も教官の家。
「俺、教官がいい」
ところがダリオのほうは、どうもそれでは困るらしい。
ニコを拾い、長年面倒を見てきた彼は、自分の感情をずっと庇護欲だと思っていた。
拾って、守って、面倒を見てきた相手を、それ以上の意味で望んでいいはずがない。
……どうやら教官は、ニコを好きになってはいけないらしい。
ニコには、いまいちその理屈がわからない。
世話焼きで生真面目な年上の教官×貞操観念も生活能力もガバガバな年下隊員。
煙草の火を分けてもらったり。
時にはニコが甘やかす側に回ってみたり。
命令違反をしてしこたま叱られたり。
キスをしたり、抱き合ったり、朝まで一緒にいたり。
日常も、任務も、恋も、その先も。
忘れていくものばかりの世界で、いつの間にか互いだけが特別になっていた二人の、恋人になる前と、そのあとの日々を綴る短編連作。
◆成人男性同士。各話によって時系列・関係性が前後します。
◇基本一話完結。日常・任務・恋愛・成人向けエピソードなど内容はさまざまです。
各話冒頭に関係性・性描写等の簡単な案内がありますので、お好きなお話からどうぞ。
◆公開済み短編『命令違反にはお仕置きを。』の再録を含みます。
文字数 90,499
最終更新日 2026.10.14
登録日 2026.10.01
夜になると、人々の記憶が失われる世界。
《夜番》に所属する、忘れっぽく掴みどころのない二十一歳の青年、ニコ。
そんな彼を長年見守ってきたのが、《夜番》の隊監であり「教官」と呼ばれるダリオだった。
ある夜の任務中、敵である『夜喰い』がダリオへ向かったのを見たニコは、待機命令を無視して引き金を引く。
「だって、教官のほう行ったから」
命令違反をしこたま叱られても、ニコはそこだけは譲らない。
そしてダリオにもまた、隊監としての叱責だけでは済ませられない感情があった。
世話焼きで生真面目な年上の教官×ちゃらんぽらんで距離感の近い年下隊員。
長年の信頼関係を拗らせた二人の、『お仕置き』の夜。
※成人男性同士/恋人関係成立後。お仕置き・スパンキング描写を含みます。
◆この2人の他の短編まとめもあります。えっちなのからそうでないのまでありますので、よろしければあわせてどうぞ!
『教官は、俺を好きになっちゃだめらしい』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/677768053/703090052
文字数 10,138
最終更新日 2026.09.28
登録日 2026.09.28
好きなものに出逢うと全力でドラミングを始める、一頭のゴリラ。
好きなもの、嫌いなもの。
子ゴリラ時代の記憶。
森の奥から、気が向いたときだけお届け。
人間としては言えないことも、ゴリラとしてなら言える気がした。
これは、森の奥に棲む一頭のゴリラが、言いたいことを書き散らかしたり、ときどき思い出を掘り返しながら綴る記録。
怒ると震える。
悲しいと、少しだけ森の奥に隠れる。
そんなゴリラの観察記録。
◆ゴリラのおうちを覗くときの注意
基本的にどうでもいいことを書くつもりではいますが、つらい体験やセンシティブな話題を含む場合があります。
心身の状態に不安のある方は、無理をせず閲覧をお控えください。
文字数 20,056
最終更新日 2026.09.28
登録日 2026.08.18
「――死なせてはあげないわよ。あなたが私の庭を彩る、最も美しく、最も無慈悲な牙になるまでは」
傷と孤独から始まる、ダークファンタジー×人外恋愛。
人ではなく部品として扱われ、居場所を失った二人が、静かな庭で愛を知るまで。
王都の支配から逃げ出した、漆黒の角を持つ魔女、ベルローズ。
彼女はある夜、満身創痍の蒼い幻獣を拾う。
その首には、支配の証である『聖銀の首輪』が嵌められていた。
魔女は首輪を砕き、自らの魔力でその命を繋ぎ止める。
幻獣ルシアンは、耳と尾を残した不完全な人の姿で、騎士として彼女の傍に立つ。
救われた命はやがて、魔女への忠誠だけでは語れない執着を育てていく。
隷属の鎖か、救済の契りか。
孤独な魔女に拾われた、不器用な幻獣。
傷ついた二人が居場所を見つけるまでを描く、微熱を帯びたダークファンタジー。
◆苦手な方はご注意ください。
・残酷な描写が含まれます。(ただし、救いのある結末をお約束します。)
・直接的なものはありませんが、性的な描写が含まれます。
◆続編『幻獣と魔女の箱庭』連載中。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/677768053/588069608
傷だらけだった二人は、ようやく互いの居場所になりました。
少しだけ甘えることを覚えた魔女と、彼女の隣にいることを、何よりも当たり前に思う幻獣。
幸せを育てながら歩んでいく、彼らの日々の物語です。
文字数 278,723
最終更新日 2026.07.16
登録日 2026.05.29
文字数 2,442
最終更新日 2026.06.26
登録日 2026.06.26
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