トコロテン

トコロテン

いつも見る専でしたがこのたび、物語を書き初めました。
5
ミステリー 連載中 長編
ミステリー好きの女子高生・篠宮アカリは、ある日突然、見知らぬ豪邸の中で目を覚ました。 鏡に映るのは、見覚えのない6歳の美少女。 部屋は広く、服は高価で、家族は優しい。 ――完璧すぎる、この家が。 混乱しながらも記憶を整理し始めたアカリは、すぐに気づいてしまった。 この家の間取り。家族の名前。父の職業。母の笑顔の歪み。 兄の、夜中に消える足音。 「これ、知ってる。前世でネットの検証スレに張り付いて読んでた、あの事件だ。」 世界はどこか違う。でも構造が、恐ろしいほど一致している。 そして前世の記憶が告げている―― この子は、クリスマスの朝に死ぬ。
24h.ポイント 242pt
小説 5,313 位 / 220,773件 ミステリー 46 位 / 5,258件
文字数 91,024 最終更新日 2026.04.16 登録日 2026.03.21
現代文学 連載中 長編
フロリダ州のうだるような熱気と湿度を、分厚いコンクリートと鋼鉄の扉が完全に遮断する空間。 フラグメント郡に位置するその施設は、保安官から皮肉を込めて「グリーン・ルーフ・イン(緑の屋根の宿)」と呼ばれている。 そこは、北の歴史的な街並みと南の喧騒なビーチリゾートの中間に位置する奇妙な空白地帯だ。 一歩足を踏み入れた瞬間、外の世界の肩書きや人生の証明はすべて無意味となり、誰もが等しく厳格な手続きの波に飲み込まれていく。 「黄色い線の内側に立て」「壁を向いて、足を広げろ」 24時間、絶え間なく響き渡る無機質な命令の声。 靴紐を抜かれ、ベルトを外され、所持品を透明なプラスチックバッグに没収される。その過程で、かつての個性は削ぎ落とされ、やがて鮮やかなオレンジ色の統一規格の服へと着替えさせられる。 そこでは人間は「名」ではなく、ただの「番号」へと成り下がるのだ。 泥水の中を進むように重く遅い、外の世界とは切り離された時間の流れ。容赦なく効いたエアコンの冷気と、深夜3時を回っても消えることのない蛍光灯の光。 語り手である「私」は、静かに書類を整え、次々と運び込まれる「宿泊客」たちを迎え入れ続ける。 終わることのない、無機質なルーチン。窓のない息の詰まるような空間で、今夜もまた、この「宿」の静かな業務が続いていく。
24h.ポイント 349pt
小説 3,627 位 / 220,773件 現代文学 61 位 / 9,306件
文字数 176,302 最終更新日 2026.04.16 登録日 2026.03.07
ファンタジー 連載中 長編
「誰かが何とかしてくれないか」それが、俺の座右の銘だった。 平凡なサラリーマン、田中修(47歳)特売の発泡酒を手にトラックに撥ねられた彼は、気づけば見知らぬ異世界の青年「ルーク」として目覚めていた。 剣と魔法? モンスター? そんなストレスフルな世界、真っ平御免だ! 俺はただ、ぬるま湯のような日常を愛し、責任からは全力で逃げ続けたいだけ。 そんな彼に授けられた唯一のスキルは、【事なかれ主義の加護】 自分に不利益なことが起きそうな時、周囲の確率を操作して「なんとなく回避」する、まさに逃げの極致と言える能力だった。 「ルーク殿! 私に正義を教えてください!」 「……ええい面倒な。とりあえず君、今日からここの『CEO』ね。コンプライアンス遵守で頼むよ」 事なかれ主義で吐いた適当な「現代のビジネスターム(横文字)」が、脳筋な騎士令嬢や領主たちによって、『深淵なる帝王学』として勝手に解釈されていく! 立ち小便はバイオテロ? 恐怖の「ボランティア教育(無休労働)」で街がピカピカに。 盗賊団は不法投棄ゴミ? 「環境美化ガイドライン」により裏社会が物理的に消滅。 ただの責任逃れ? いつの間にか、一介の事務員が「国を導く賢者」として崇められ……。 本人は楽をしたいだけなのに、周囲が勝手に「ホワイトな理想郷」を作り上げていく、おっさんの勘違い異世界サクセスストーリー、開幕!
24h.ポイント 14pt
小説 29,793 位 / 220,773件 ファンタジー 4,421 位 / 51,210件
文字数 117,489 最終更新日 2026.04.12 登録日 2026.02.26
ホラー 連載中 短編
雨音が響く薄暗い密室。 女子高生のアキとマコは、互いの熱と息遣いを確かめ合うように身を寄せ合い、数ヶ月に及ぶ「逃避行」の記憶を語り合っていた。 事の発端は、フリージャーナリストだったマコの父親の謎の失踪。 悲しみに暮れるマコを抱きしめながら、親友であるはずのアキの胸の奥には、どす黒い歓喜が渦巻いていた。 ――では今、アキの腕の中で冷たい唇を重ねている「マコ」は誰なのか? 欠落していた記憶が繋がり、二人が身を寄せる「静かな密室」の悍ましい正体が明かされた時、読者であるあなたの足元もすでに泥に沈んでいる。 ※警告:本作は純愛小説です。 ただし、常人にとっては極上のバッドエンドとなります。第1話の1行目から仕掛けられた狂気の罠に、どうか溺れないようご注意ください。 歪で永遠に終わらない純愛を描く百合ホラー・ミステリー。
24h.ポイント 0pt
小説 220,773 位 / 220,773件 ホラー 8,224 位 / 8,224件
文字数 38,422 最終更新日 2026.03.27 登録日 2026.03.21
現代文学 完結 短編
千葉大学のお笑いサークルで「天才」と称された栗原智と、その才能に圧倒されていた同期の遠藤慎二。2010年の学生お笑い選手権で圧倒的な優勝を果たした栗原だったが、彼の極端に高く孤高なプライドは、使い捨てにされるテレビ業界の「大衆向けの笑い」を激しく拒絶した。 それから15年後の2025年。 プライドを捨てて「ひな壇芸人」として大ブレイクを果たした遠藤に対し、栗原は世間から完全に孤立していた。松戸の古いアパートに引きこもり、妻の献身を食いつぶしながら「究極のネタ」の執筆に没頭する栗原。しかし、己の才能が凡庸であると突きつけられる恐怖と、世間に評価されない現実(=臆病な自尊心と尊大な羞恥心)に押し潰された彼は、ついに発狂する。自らの知性を捨てて思考を放棄することでのみ、プライドの呪縛から逃れようとした彼は、自ら大衆に媚びへつらう「お笑いネコ」という獣へと堕ちていった。 さらに1年後の2026年、 深夜の新宿・歌舞伎町。遠藤は、路地裏のゴミ捨て場で変わり果てた親友と再会する。成金社長に飼われ、猫耳をつけて首輪に千円札をねじ込まれながら、かつて最も軽蔑していた「大声の一発ギャグ」を喜んで叫ぶ栗原の姿があった。 栗原は完全に人間としての理性を失う直前、遠藤に自らの未練である「ショートコント」を代筆させ、自分が獣に堕ちた残酷な理由と、妻を破滅させた現実を告白する。 夜明けと共に完全に「ネコ」となり果て、小銭を舐め取り、日銭を得る親友を背に、遠藤はその遺作を己の出世の道具として利用することを冷酷に決意し、テレビの世界へと戻っていく。
24h.ポイント 0pt
小説 220,773 位 / 220,773件 現代文学 9,306 位 / 9,306件
文字数 26,596 最終更新日 2026.03.14 登録日 2026.03.01
5