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ファンタジー 完結 短編
 気づけばオレは、『最終幻想戦記』というレトロシミュレーションRPGのキャラに転生していた。  それも、そこらのモブキャラとかじゃない。  序盤で殺される嫌われ貴族キャラ「ルガス」として転生していたのだ。  原作では、革命団の女騎士を処刑したその場で、主人公たちに「家畜に神はない」と言い放ち、その後断罪される小悪党。  だが、処刑する直前で前世の記憶が蘇ったオレは、思わず口にしていた。 「ーーその通りだ。  君たちは家畜なんかじゃない」  驚く女騎士、困惑する主人公たち。  オレは知っている。このままでは、いずれ主人公たちと敵対し死ぬ未来が待っていることを。  生き残るために、俺はこの革命を止める。  女騎士を仲間に引き入れ、主人公も出し抜いて、運命を書き換える。  これは、嫌われた貴族が知略と記憶で未来をねじ曲げ、英雄たちすら動かしてゆく、もうひとつの“戦争記”だ。
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小説 9,172 位 / 200,627件 ファンタジー 1,497 位 / 46,435件
文字数 4,097 最終更新日 2025.06.07 登録日 2025.06.07
 とっくに引退してもおかしくない年齢でありながら、いまだスキルが覚醒せず、しかもハゲのおっさん戦士――ジェイソン。  そんな彼に突然覚醒したスキルの名は――『大器晩成』。  不遇の極みと呼べる人生を送ってきたおっさん戦士が、今、成り上がりの時を迎える……。
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小説 32,268 位 / 200,627件 ファンタジー 4,367 位 / 46,435件
文字数 6,990 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.06.05
 代筆係ランセツが夜半、第一皇子の命により書かされた手紙は、ただの季節の挨拶などではなかった。  そこに込められていたのは――ある貴族の暗殺命令。そして、ランセツはそれに気づいてしまう。  気づいた瞬間、命のカウントダウンが始まった。  逃げ場のない城中……唯一手を伸ばしてくれたのは、第一皇子と敵対する第二皇子ケイエンだった。 「この娘、俺の妾とする」  それは、命を救うために結ばれた仮初めの関係――。  書を極めたばかりに死地へ陥った少女と、冷酷な兄を嘲笑う弟。  宮中で繰り広げられる、命懸けの“筆”の駆け引き。
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小説 19,088 位 / 200,627件 恋愛 8,602 位 / 59,022件
文字数 5,743 最終更新日 2025.06.02 登録日 2025.06.02
 継承法により、歴々の皇帝が記憶と力を受け継ぐ帝国――レバンヌ。  ある日、不慮の事故により下水道で死亡した先帝の代わりとして、この秘法が選んだのは、一介のメイド――アイナだった!  嫌です! 絶対にそんな重責、担いたくありません!  皇帝として名乗り出ず、ひたすら力を隠そうとするアイナであったが、帝都をモンスターの大群が襲い……。
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小説 32,268 位 / 200,627件 ファンタジー 4,367 位 / 46,435件
文字数 8,925 最終更新日 2025.05.29 登録日 2025.05.29
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