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※6/8全面改稿しました。完結更新です。
呪いのせいで体を重ねた相手は、かつて私の婚約を握り潰した腹黒公爵でした――。
男子しか家督を継げない異世界で、婿を取るためだけに育てられた伯爵令嬢ランメリア。
冷遇されてきた彼女は、異母妹の策略により元婚約者の妻の妊娠祝いへ連れて行かれ、その場で謎の“呪い”をかけられてしまう。
抑えきれない衝動に苦しむランメリアの前に現れたのは、ロイド・エル・バーンシェナ――数年前、ランメリアの婚約話を握り潰した腹黒公爵。
長女の存在意義は、家を継ぐ婿をとり、良妻賢母となること。幼い頃からそう教えられ、厳しく育てられたランメリア。継母と異母妹には蛇蝎のごとく嫌われ、2人のせいで家は傾き、散々な日々を過ごして久しい中、夜会に出たランメリアは怪しい薬を盛られてしまる。激しく発情したランメリアは、大嫌いな若き公爵当主ロイドを誘い、抱かれてしまったせいで結婚する羽目になった。しかし、婚約者として一緒にいるうちに、徐々に「家さえなければ嫌いではないのかも」と気が付き始めるが、ランメリアの身体には「ロイドに触れるだけで発情してしまう」という異変が生じていた。
文字数 54,902
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.05.23
弁護士の三国英凜は、一本の電話をきっかけに古びた週刊誌の記事に目を通す。その記事には、群青という不良チームのこと、そしてそのリーダーであった桜井昴夜が人を殺したことについて書かれていた。仕事へ向かいながら、英凜はその過去に思いを馳せる。
2006年当時、英凜は、ある障害を疑われ“療養”のために祖母の家に暮らしていた。そんな英凜は、ひょんなことから問題児2人組・桜井昴夜と雲雀侑生と仲良くなってしまい、不良の抗争に巻き込まれ、トラブルに首を突っ込まされ──”群青(ブルー・フロック)”の仲間入りをした。病気呼ばわりされて田舎に引っ越したら不良達と仲良くなった、今はもうない群青の昔話。
文字数 132,172
最終更新日 2025.05.01
登録日 2024.11.24
文字数 8,928
最終更新日 2025.01.22
登録日 2025.01.22
片想い相手を卑怯な手段で同僚に奪われた、その日に転生していたらしい。――幼いある日、令嬢シルヴィア・ブランシャールは前世の傷心を思い出す。もともと営業職で男勝りな性格だったこともあり、シルヴィアは「ブランシャール家の奇娘」などと悪名を轟かせつつ、恋をしないで生きてきた。
そんなある日、王子の婚約者の座をシルヴィアと争ったアントワネットが相談にやってきた……「私、この世界では婚約破棄されて悪役令嬢として破滅を迎える危機にあるの」。さらに話を聞くと、アントワネットは前世の恋敵だと判明。
そんなアントワネットは破滅エンドを回避するため周囲も驚くほど心優しい令嬢になった――が、彼女の“推し”の隣国王子の出現を機に、その様子に変化が現れる。二世に渡る恋愛バトル勃発。
文字数 47,733
最終更新日 2024.11.14
登録日 2024.11.13
オルヒデーエは、来月ザイデルバスト王子との結婚を控えていた。しかし2年前に王宮に来て以来、王子とはろくに会わず話もしない。一方で1年前現れたレディ・トゥルペは、王子に指輪を贈られ、二人きりで会ってもいる。王子に自分達の関係性を問いただすも「政略結婚だが」と知らん顔、レディ・トゥルペも、オルヒデーエに向かって「政略結婚ですから」としたり顔。半年前からは、レディ・トゥルペに数々の嫌がらせをしたという噂まで流れていた。
それが罪状として読み上げられる中、オルヒデーエは王子との数少ない思い出を振り返り、その処断を待つ。
文字数 9,979
最終更新日 2024.11.13
登録日 2024.11.13
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