王立ギルド魔物被害調査課の白と黒

 大砂漠の只中に、冒険者や交易商人に愛されるオアシスという村があった。しかしある日、オアシスは忽然と姿を消す。人口二百人ほどの村があったはずの場所に残されたのは、黒焦げの大地のみ。オアシスは驚くほどの短時間で全てを燃やし尽くされてしまったのだ。
 元冒険者で、現在四十六歳である王立ギルド魔物被害調査課の職員であるロズは、大学校を卒業したての新入り職員ディーと共に、『オアシス消失事件』の調査を開始する。
 二人の仕事は、事件を調査し、原因となった魔物の討伐依頼を発行することだった。
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