傾国の美男と同じ馬車に乗った男の話

貧しい農民の子レアンは、家族を助けるために、人買いに売られることになった。
詰め込まれた馬車の中で、驚くほど美しい少年を見て、前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界。
少年は主人公二人を翻弄し、傾国の美男と呼ばれる、小説の主要な登場人物、シエルだった。
そして自分は、ただ、同じ馬車に乗り合わせただけの、名もなき登場人物であると気がついた。
シエルの過酷な運命を知っていて、見過ごすことができなかったレアンは、シエルを助けてしまう。
大きく動いた運命の針。
悲しい最期を迎える、シエルや登場人物達を助けるために、レアンは小説の記憶を頼りに動き出すが……

一部二部構成。
全十六万字程度。
完結まで書き終えています

傾国の美人攻め×薄幸美人受け

※表紙イラストは、ninikumi様に描いていただきました。

※性的なシーンは後半、大人になってから。
※一部、怪我、流血表現があります。

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