暴力的な幼馴染が執着してきますが今更元の関係には戻りません~必要ないと言われたから自立したんです。元に戻るくらいなら死んだ方がましです~

 神々が形作り、精霊たちが自然の恩恵を行きわたらせる世界“マーニス”。
 その世界の片隅に一組の男女がいた。
 兄妹以上に親密に育った幼馴染だった。

 2人は冒険者をしていたが、いつしか2人の関係は対等なものではなくなっていた。
 男は光の戦士と称えられる一方、女は陰の娘と呼ばれて男に虐げられていたのだ。
 そして、とうとう足手まといといわれて、仕事からものけ者とされてしまう。

 そんなことになってしまった女は、ついに自立を目指し始める。
 ところが、それをきっかけに男の様子も変わる。今更女に執着するようになったのだ。
 けれど、2人の関係はもはや修復不可能な状態になっていた。
 そして、男の行動の為に、2人の関係は完全に決裂し、全く別なものとなってしまうのである。

*剣と魔法の疑似ヨーロッパ的ファンタジー世界観を背景としています。
*暴力的な表現を含みます。女性がその対象となる事もあります。
*私が連載している他の作品と共通する世界を舞台にしており、他作品に登場する人物もいますが。ストーリーは単独で完結させています。
*「小説家になろう」にも投稿しています。
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