夏への路地裏 貧乏OLは如何にして心配するのを止め、猫の溜まり場で異能の野良オトコを拾ったか?
貧乏ヒマ無し。ついでに夢も希望も、彼氏もいない味気ない毎日。
アラサーの派遣OL・猪又有紀は、溜まり続けるその憂さを退社後の小さな道草で紛らわせていた。
猫が集まる路地裏を訪れ、人懐こい縞猫・ピートに愚痴を聞いてもらっていたのだ。
パワハラ、セクハラ、何でもアリの上司・櫛田洋三の横暴で疲れ切った心が癒される貴重な一時。
でも、ある夜、折角の憩いを邪魔する放浪の野良オトコが突如として現れた。
戸川団と名乗り、邪険にするにはちょいとイケメン。
但し、物事の因果を見極めて未来を言い当てる異能者、との自己紹介が胡散臭すぎ、有紀は早々に逃げ出そうとする。
その背中へこれから起きる出来事と、そのせいで軽い怪我をする運命を宣告する団。
予言は全て的中し、翌日、好奇心から路地裏を訪れる有紀へ団は奇妙な頼み事をする。
一見、意味不明で大したリスクも無さそうなので、つい引き受けてしまうものの、彼女はまだ知らなかった。
その安請け合いが彼女と縞猫ピートの運命を大きく変えていく事を……
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
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