管理された新婚生活の上、相手が浮気してたのにこちらの有責で離婚したら、金髪イケメンの御曹司に捕まりました!?
普通の結婚生活がしたかったのに。朝イチで来るライン。『奈都子さん、健壱の朝食の支度はできたの?』少し離れた所に住む姑の麗子に対し、すでに終わってます、と返すと続けざまに『シャツにアイロンは? スーツにブラシは掛けたの? 分かってると思うけれど健壱は朝が弱いんですから』儀礼のように繰り返されるそれに無難な返事を返す。
何とか解放されると健壱を起こす。
「後十分」
ごねる健壱を起こして朝食を摂らせて身支度を手伝う。
健壱を送り出すと見計らったようにライン。
『健壱は出たんでしょう? それなら次はお掃除ね』
こんなふうに奈都子の朝は始まる。
最初は優しい姑だと思った。
『健壱は少しルーズなところもあるから、心配だったけれど。奈都子さんのようにしっかりした人だったら安心ね』
顔合わせの際にそう言われてほっとした自分を叱り飛ばしてやりたい。
家庭のこともそうだ。
奈都子としては今の職場にいたかったが、新居の費用もこちらで負担するし、奈都子さんまで働くことはない大丈夫よ、という姑の勢いにながされてしまったのだ。
この共働きの多い現代で珍しい発言だった。
健壱の傍にもいたかったこともあり、つい頷いてしまったのだ。
誰だって好きな人と一緒にいられる時間は多く欲しいものだ。
そう思っていたのに――
※ この物語はフィクションです。実在する団体、人名等とは何の関係もありません。
(※ 他サイト様にも掲載しておりますm(__)m
何とか解放されると健壱を起こす。
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