偽りの硝子、深海の青
クラスで凄惨ないじめを受けている主人公・碧(あお)。彼を底辺へと突き落とした主犯は、かつて「ずっと一緒だよ」と約束を交わした元幼馴染の怜亜(れいあ)だった。心も体も限界を迎えた碧は、旧校舎の理科室で、誰も知らない美しく静かな「水槽の世界」を見つけ、そこに逃げ込むことで正気を保っていた。冷たい冬の雨が降る夜。最後の約束を果たすため、碧は怜亜の手を握り、光り輝く水槽の底へと沈んでいく――。客観的な現実(悲劇)と、壊れた碧の主観(幸福)が交錯する、美しくも残酷なメリーバッドエンド。
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