王子が生まれたので、もう我慢しなくてもよろしいのですよね?
「もう我慢しなくてもよろしいのですよね?」
王子が生まれないアルヴェリア王国。その第二王女に転生した僕は、女であることを隠し、『第一王子エリアス』として十八年間生きてきた。
ところが、本物の王子が生まれた途端、家族も臣下も手のひらを返す。役目を終えた僕に与えられたのは、誰とも自由に会えない離宮での『静養』だった。
前世も今世も、誰かのために我慢して。それでも、まだ足りませんか?
王子の位を返し、王宮を出ると決めた僕に、国王は近衛騎士を差し向ける。王家が国中を欺いていた秘密を、外へ漏らさないために。
けれど、父上はご存じない。最強の勇者に六年間鍛えられた僕が、どれほど強くなっているのかを。
「まってよー! 殿下ー!」
王宮を去る僕を、若い騎士が一人、追いかけてくる。女だと知っても態度を変えず、最後までそばにいてくれた、たった一人が。
もう、誰かに決められた人生は選ばない。
男装の転生王女が、王子の役目と我慢を脱ぎ捨てる、王宮脱出ファンタジー!
AI利用:あり(補助的利用)
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