追放された役立たず聖女、実は国家の回復システムでした。私が消えた途端に国は崩壊、今さら泣いても戻りません。元勇者の魔王様に独占されています

「役立たずの聖女はいらない」と国王に追放された私。

だがその瞬間、国中の“宿屋で一晩寝れば全回復する仕組み”は崩壊した。
――それは、私の力で成り立っていたから。

混乱する人間たちをよそに、私は元勇者だった魔王様に連れ去られる。

魔王様はかつて勇者として魔物を虐げていた過去を持ち、
今は魔物を守るために魔王となった存在だった。

そして私は気づく。
自分の力は、一人を癒すだけでなく――世界そのものを支えていたのだと。

やがて回復手段を失った勇者たちは崩壊し、
国王は失脚、国は混乱に陥る。

それでも私は戻らない。

「君は俺のものだ。一生手放さない」

元勇者の魔王様に囲われ、甘やかされ、溺愛されながら、
私は魔王城で幸せに暮らしています。

今さら「帰ってきて」と言われても、もう遅いのです。
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