惜しみなく愛は奪われる
昭和初期の頃。
恐慌で没落した貴族の和泉は、家柄を買われるように結婚をしたが、年上の義弟・英嗣に惹かれていく。
夫は新婚早々から冷たく向き合おうとせず、大姑のきつい言動で苛まされる日々。英嗣の笑顔と優しさだけが、暗く塞いでいる孤独な和泉の心を救ってくれていた。
英嗣さんは義理の弟――和泉は気持ちに蓋をした。
一年後、夏の酷く暑かった日の夜、あまりにもつらい出来事に和泉はとうとう泣いてしまう。そして英嗣が囁いた。
「しがらみなど関係なく、和泉さんを必要としてはいけませんか?」
必要とされた嬉しさと、癒えない寂しさ、押し殺していた恋慕……。和泉は英嗣に堕ちてしまう。
瀟洒な洋館の邸宅で、華やかな帝都で続ける不埒な愛人関係。
偽りの幸福の中、関係は突然終焉を迎える。
夫との結婚も、英嗣との日々もすべて偽りだったのだ――。
※雰囲気注意
※ムーンライトノベルズにて同タイトル短編投稿済です
※イラストは自作です
恐慌で没落した貴族の和泉は、家柄を買われるように結婚をしたが、年上の義弟・英嗣に惹かれていく。
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夫との結婚も、英嗣との日々もすべて偽りだったのだ――。
※雰囲気注意
※ムーンライトノベルズにて同タイトル短編投稿済です
※イラストは自作です
10件
「ノスタルジアをきみと」から、読ませて頂きました。どちらも筆力が高いからか読みやすく、すらすらと読めました。
昭和初期という時代背景の描写や言葉選びが巧みで、感心するばかりです。表紙も自作のイラストということ、多才ですね!素敵な作品をありがとうございました。
ミュート中です
解除
まずは、お疲れさまでした。
昭和初期の華やかな時代から第二次世界大戦までの激動の時代を、和泉さんはしっかりと生き抜きましたね。
腹の黒い英嗣さんも、本当は和泉さんとの幸せな家庭を築くためのものだったのかと、勝手に想像しています。
途中、なんども泣きそうになりました。だって和泉さんが(´;ω;`)
時代背景がしっかりしていて、その背景に負けない濃い内容だったと思います。
これからも、たくさんのなかむラ様らしい作品を書いてください。
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