府中古民家に棲む求道者の記録簿

36歳、男。
仕事と節約に全てを捧げた。
お腹はたるみ、腕は細く、肝臓の値も芳しくない。
そんな彼は、馬車馬の如く働いて貯めた資金を株式投資で運用し、運良く9億円の資産を築いた。
年利4%で安定的な収入を得られるようになった彼は、会社を辞め府中にある古民家で暮らし始める。
年に3600万、1日十万円使える計算だ。
今までやりたくてもやれなかった、語学の勉強、ボディメイク、読書、映画鑑賞をし、理想の自分に近づく時間を送ることにした。
中でも、ずっと抑圧してきた溢れる性欲と正面から向かい合い、本当になりたい自分を目指す男の成長譚である。
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