神様の奴隷になった俺は、今日も異能を喰い尽くす

「ありったけの苦しみを、果ての見えない絶望を、決して消えない不幸を――存分に、味わい尽くそう」



 カワードと呼ばれる異能力者により、犯罪が急増している菱岡市。

 そこに住む大学三年生の叶凛土は、とある事件に巻き込まれ、大切なものを失ってしまう。


 失意に飲まれた彼の前に、神様と名乗る真っ白な青年――天津橙理が現れた。


「僕の奴隷になるなら、あなたの願いを叶えてあげますよ」


 悪魔みたいな神様が、怪しくも美しく微笑む時。
 一人の男の人生が、ひっそりと終わりを迎えていく。



【右腕の獣が鼻を鳴らす。どうやらこいつは、人間の頭部がお気に入りのようだ。なら、さっさと「食事」を始めよう。ありったけの苦しみを、果ての見えない絶望を、決して消えない不幸を――存分に、味わい尽くそう】


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