猫の国(オッサンが異世界転生したら、そこは猫の国でした)
俺、三十五才サラリーマンである木戸健晴は絶望していた。
人手不足で増える労働時間。
彼女もいない。
楽しみは通勤時間にやるスマホのゲームくらい。
給料安くて将来も見えない。
唯一の人生の希望は専業ラノベ作家になって好きなラノベを好きなだけ書き続けること。
でも、それも、三十五回投稿してすべて一次落ち。
モウロウとしながら道を歩いていると、幼女がトコトコと車道に歩いてきた。
危ない!と思って幼女を突き飛ばしたが、変わりに俺はトラックに跳ねられて死んでしまった。
気がつくと、そこは死後の世界だった。
目の前に女神様がいた。
「お前はクソの役にも立たないくだらない人生を送ってきましたが、唯一、
死ぬ直前に幼女を助けました。そのご褒美に、最高の魔力と最高の家柄、最高の幸運を与え、
異世界へ転生させてあげましょう」
女神様はそういった。
「まじかよ!」
そう思って目を覚ますと、俺は中世ヨーロッパ風の豪邸の小さなゆりかごの中に居た。
やべえ、前世の記憶が残ったままじゃん!
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でも、それも、三十五回投稿してすべて一次落ち。
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「お前はクソの役にも立たないくだらない人生を送ってきましたが、唯一、
死ぬ直前に幼女を助けました。そのご褒美に、最高の魔力と最高の家柄、最高の幸運を与え、
異世界へ転生させてあげましょう」
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「まじかよ!」
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