ざまぁする前に生きるのに必死です
「お前との婚約は破棄する!」
「はい?」
気付けば晩餐会の会場で目の前の婚約者であるウィリアム王子が私にビシッと人差し指を突きつけそう叫んでいる。
婚約破棄なら望むところだが、その後ろでニヤついているお前はダメだ!
「はい?」
気付けば晩餐会の会場で目の前の婚約者であるウィリアム王子が私にビシッと人差し指を突きつけそう叫んでいる。
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むしろ、バカ王子の父親だったら「娘ではないのだな、ならよこせ」とでも言うかと思った。
……姉には『いじめられてはいない』のだし、父親へのざまぁこそ急務ですね……。
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