『人類を裏切った少年、魔族の総帥に拾われる』 ~国を毒殺して処刑されるはずが、深淵の力で魔界の英雄(?)に成り上がるようです~
少年エド・ウォーカーは、故郷を焼いた帝国への復讐のため、四年を費やした。
その日、彼は王都の水源に毒を投じ、魔族の軍に城門を開いた。
仇は全て討った。復讐は、終わった。
だが、待っていたのは解放ではなく、処刑台だった。
「この者の罪は、私が背負う」
血塗られた人間の少年を救うため、魔族の総帥セリーヌ・シルヴィードは、己の勲章と名誉を賭けた。
彼女が示したのは、人間よりも崇高な"正義"だった。
審判は終わった。
エドは死ぬ理由を失い、敵の庇護の下で生きることを強いられる。
だが、彼は知らない。
意識の深淵で、名状しがたい"それ"が、彼を見つめていることを。
これは、人類を裏切った少年が、魔族の世界で救済を求める……
あるいは、堕ちていく物語。
その日、彼は王都の水源に毒を投じ、魔族の軍に城門を開いた。
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