あなたにおすすめの小説

【完結】べサニーは離婚を願う不憫な夫を今夜も愛している 表紙

【完結】べサニーは離婚を願う不憫な夫を今夜も愛している

「べサニー、私と離婚して貰えないだろうか?」 妻べサニーが寝室に入って来ると、絨毯の上に座り妻を待っていた夫テオドールは、毎夜同じように切り出した。 「君のためにならないから」 「無価値な私が夫では申し訳ないから」 「君には私なんかよりずっと素晴らしい相手がいるはずだ」 「私のような無価値な者を押し付けられて、君が可哀想だから」 毎夜微妙に変化する理由は聞き流して、べサニーは今夜も甘く囁く。 「旦那さま。夜は長いのですから。隣に座ってお話しいたしましょう?」 「わたくし、ご一緒してくださらないと泣いてしまいますわ」 夫婦でワインを飲み、夜も更けていけば──。 「べサニー、信じられるか?臣下の子どもに『馬鹿か?』と言った翌朝には、弟が王太子に決まっていた」 「べサニー、あの国の王家と貴族家は、一体何がしたかったのだろうか?」 「べサニー、あの国はどうやって存続出来ていたのだろう?」 そして翌朝に記憶が残らなくなる頃、夫は言う。 「べサニー。あの国が私に与えた幸運がひとつだけある。それは何だと思う?」 これはとある王国の貴族の娘べサニーが、ある日突然結婚することになった不憫過ぎる夫を愛でて、愛でて、愛でて、可愛がり、慈しむ日々の記録だ。 今夜も夫婦の語らいは、寝室で同じように始まった。 「べサニー。私と離婚して貰えないだろうか──」 ※問題の相手は勝手に自滅して消えてしまったため、ざまぁの場面はありませんが、少しずつ話題に出て来ます。 ※実は作者の息抜き作品となりますが、皆様も気軽に楽しんで頂けましたら嬉しいです♡ ※2026.6.30無事完結しました♡ありがとうございます♡
恋愛 完結 短編
文字数:35,408
上手に騙してくださらなかった伯爵様へ 表紙

上手に騙してくださらなかった伯爵様へ

 アイルザート・ルテシオ伯爵は十七歳で家督を継いだ方だ。  文武両道、容姿端麗、人柄も良く領民の誰からも愛される方だった。そんな若き英雄の婚約者に選ばれたメリッサ・オードバーン子爵令嬢は、自身を果報者と信じて疑っていなかった。  彼が屋敷のメイドと関係を持っていると知る事になる、その時までは。  貴族に愛人がいる事など珍しくもない。そんな事は分かっているつもりだった。分かっていてそれでも、許せなかった。  メリッサにとってアイルザートは、本心から愛した人だったから。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:10,149
【完結】侯爵家の平和な日常~世間知らずの花々の一生~ 表紙

【完結】侯爵家の平和な日常~世間知らずの花々の一生~

「お姉さま、悪女になってくださる?」  ──それは妹の一言から始まった。魔王に捕まったとある美しき姉妹の物語。 ※短いです。七話で完結します。
恋愛 完結 ショートショート
文字数:6,637
患っているのは貴方達では? 表紙

患っているのは貴方達では?

 第三王女が“不治の病”にかかり、その症状を緩和出来るのは近衛騎士のヴァルランだけ──。  そのヴァルランの婚約者であるミザリーは、“王女と騎士の叶わぬ恋”に酔う周囲と婚約者にウンザリしていた。  そんな中、ミザリーにも“不治の病”に似た症状が現れ──?  王女と病弱幼馴染みテンプレを混ぜて仮病じゃないパターンで練ってみました。
恋愛 完結 短編
文字数:10,093
王子様への置き手紙 表紙

王子様への置き手紙

フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯ 小説家になろうにも掲載しています。
恋愛 完結 短編
文字数:10,333
辺境伯は悪女を愛す 表紙

辺境伯は悪女を愛す

辺境伯の元に書簡が届く。 王命と書かれた内容は、王太子の婚約者だった公爵令嬢を娶れといった内容だった。 書簡を届けた使者は、公爵令嬢がいかに非道だったかを語る。 一人の男爵令嬢に対して執拗な嫌がらせを続けていたらしい。 あまりにも品も知性もないと、王太子は婚約を解消したという。 辺境伯相手ならそんな悪女も好き勝手はできないだろう。 悪女と言われた令嬢の行き着く先がこの辺境。 悪党顔の悪魔とも言われる領主の元に追いやられた。 ※初対面えろ ※番外を一つあげるかな?
恋愛 完結 ショートショート R18
文字数:8,033
悪役令嬢のとある学園生活 表紙

悪役令嬢のとある学園生活

とある日いつものように 学園の中庭で読書を楽しんでいると 向こうから見目の麗しい男たちを連れた 一人の可愛らしい女性が私を怯えた目で見つめていた。 私はそっと本を閉じると彼女はニヤリと笑みを浮かべると私の方へ近づいてくる……。 ヤンデレ王子×溺愛にホラーを混ぜてみました。 短編ですので気軽に読んでみてください。
恋愛 完結 短編
文字数:4,759
その言葉はそのまま返されたもの 表紙

その言葉はそのまま返されたもの

己の人生は既に決まっている。 親の望む令嬢を伴侶に迎え、子を成し、後継者を育てる。 ただそれだけのつまらぬ人生。 ならば、結婚までは好きに過ごしていいだろう?と、思った。 侯爵子息アリストには幼馴染がいる。 幼馴染が、出産に耐えられるほど身体が丈夫であったならアリストは彼女を伴侶にしたかった。 可愛らしく、淑やかな幼馴染が愛おしい。 それが叶うなら子がなくても、と思うのだが、父はそれを認めない。 父の選んだ伯爵令嬢が婚約者になった。 幼馴染のような愛らしさも、優しさもない。 平凡な容姿。口うるさい貴族令嬢。 うんざりだ。 幼馴染はずっと屋敷の中で育てられた為、外の事を知らない。 彼女のために、華やかな舞踏会を見せたかった。 比較的若い者があつまるような、気楽なものならば、多少の粗相も多目に見てもらえるだろう。 アリストは幼馴染のテイラーに己の色のドレスを贈り夜会に出席した。 まさか、自分のエスコートもなしにアリストの婚約者が参加しているとは露ほどにも思わず…。
恋愛 完結 ショートショート R15
文字数:7,247