地上最弱、深層最強①――体質改善ノービスの成り上がり譚

村を出たばかりのノービス冒険者、ジャン。
隣町ボミタスの冒険者ギルドで彼が授かったスキルは――

「体質改善」

一見すると便利そうだが、使い方は不明。
しかも地上では、体力も筋力も最低レベル。
誰がどう見ても「弱い冒険者」だった。

しかし、このスキルには致命的な欠点と、狂った性能が隠されていた。

この世界には、場所によって濃さが変わる「魔素」が存在する。
地上では薄く、ダンジョンの深層へ行くほど濃くなる力。

ジャンの「体質改善」は――
魔素が濃くなるほど、能力が異常強化されるスキルだった。

地上では最弱。
ダンジョンでは別人。

浅層では苦戦し、
深層では無双。

だが街に戻れば、また「弱者」に逆戻り。

それでもジャンは、ダンジョンに潜ることを選ぶ。
潜れば潜るほど強くなり、
戻れば戻るほど弱くなる、歪んだ冒険者として。

Fランクから始まった物語は、
やがてギルドの常識を壊し、
Aランク冒険者の席をも奪っていく。

「地上最弱、深層最強」

居場所を選ぶしかない冒険者の、
異色の異世界成り上がりファンタジー、開幕。
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