旅人書房と名無しの本(宝石編)
旅人書房宛に届いた茶色の小包。
しかも、六つもある。
また、星空出版社からだ。
いつも通り、封を開けて中身を確認する。
今度は、単行本くらいの大きさの本だ。
本の表紙には、種類が違う手のひらサイズの宝石が、一つずつ埋め込まれていた。
表紙はどれも全体的に黄ばんでいて、
刃物で故意にきずつけたような傷が幾つもある。
もちろん、前回と同様に、
著者の名前は何処にもない。
著者の仕業なのかは分からないが、
恐らく、これらは全て同じ人間が書いたものだろう。
とりあえず、これらを読んでみることにする。
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